図の局面で昼食休憩となった。昼食休憩までの
消費時間は▲千葉36分、△室谷1時間33分。
両対局者とも出前注文はなし。室谷アマは隣で
対局をしている井道女流初段と何やら会話を交
わしながらエレベーターへ乗り込むところであった。
対局再開は13時より。

（吟）

記録係の渡辺和史初段（豊川孝弘七段門下）が振り駒を
行い歩が３枚出て中村女流二段が先手となる。

「銀沙」側から１枚。

「飛燕」側からも１枚。

チェスクロックはぴったり３時間に合わせられる。
60秒未満は切り捨てられる対局と違い、確実に
時計の針は動き続ける。

（吟）

11時30分前の局面。先手が▲４三角と打ったところ。
金・桂の両取りが掛かっており後手が忙しそうだ。受け
が難しく、攻めに活路を見出すか。

激しい攻めを繰り出している千葉女流四段。
（写真は対局開始時のもの）

（吟）

▲中村真梨花女流二段
△井道千尋　女流初段

▲７六歩    △３四歩    ▲７五歩    △５四歩    ▲６六歩    △３二飛
▲７八飛    △４二銀    ▲６八銀    △３五歩    ▲６七銀    △３六歩
▲２八銀    △６二玉    ▲３八金    △５三銀    ▲５八金    △７二玉
▲４六歩    △８二玉    ▲４七金左△３七歩成▲同　銀    △９二香
▲４八玉    △９一玉    ▲３九玉    △８二銀    ▲９六歩    △１四歩
▲１六歩　（図）

相三間飛車へ。先手は矢倉、後手は穴熊に組んでいます。
△１四歩までの局面で消費時間は▲中村35分、△井道16
分。

（３手目▲７五歩と伸ばした中村女流二段）

（４手目△５四歩を着手する井道女流初段）

（吟）

後手の室谷アマの四間飛車に千葉女流四段は
居飛車穴熊。▲１五角も考えられていた局面で
千葉女流四段は、時間を使って▲２六角。間接
的に７一までニラミを利かせて好位置に据えた。

（吟）

「飛燕」の間は▲千葉女流四段－△室谷アマ。
隣の「銀沙」の間では、同じリコー杯女流王座
戦二次予選、中村真梨花 女流二段と井道千
尋女流初段が戦う。

左が中村女流二段、右が井道女流初段。

（吟）

10時となり、対局開始の礼。

初手の▲７六歩を着手する千葉女流四段。

（千葉女流四段の３手目は▲２六歩）

４手目の△４四歩を着手する室谷アマ。

５手目、千葉女流四段の手は銀へ伸びた。着地させた
のは４八の地点。開始からテンポよく進んだ。

（吟）

上座に座る千葉女流四段が駒袋を開ける。

両対局者とも、しっかりとした手つきで駒を並べていく。

振り駒を行うのは記録係の平井奈穂子研修会員。
歩が３枚出て千葉女流四段の先手となった。

（吟）

（対局室の飛燕）

おはようございます。本日は女流王座戦二次予選、
千葉涼子女流四段－室谷早紀アマの戦いを棋譜
コメント入力を文記者が本ブログを吟が担当致し
ます。最後までおつきあいのほど、よろしくお願い
します。

【千葉女流四段－室谷アマ】

千葉涼子女流四段－室谷早紀アマ

（吟）

本局の中継はこれで終了いたします。
ご観戦、誠にありがとうございました。

次回中継は6/20（月）千葉涼子女流四段－室谷早紀アマ戦をお送りいたします。
どうぞお楽しみに。

（本局の棋譜）

（八雲）