挑戦者、踏み込む 藤井竜王は▲5一竜に△7八桂成と踏み込んで、寄せ合い勝ちを目指しました。▲6四香△7四玉▲7五銀で王手竜取りがかかるものの、△同竜▲同歩△8三玉のとき、先手に有効な手段が難しく、終局近しと見られています。(控室のモニター)(武蔵)
尾山神社 北國新聞会館近くには、加賀藩主の前田利家公と正室の松(芳春院)が祀られた尾山神社があります。国の重要文化財にも指定されており、和、漢、洋の3つの建築様式が用いられ、最上階にはめ込まれたガラス製の細工物であるカラフルなギヤマンが目を引きます。 以上で、対局場近隣の紹介を終了します。局面はねじり合いが続く中盤戦から終盤戦となりました。勝負の行方はどうなるでしょうか。(武蔵)
竜は自陣に 桂の犠打で、竜が自陣に生還しました。△7三同竜の局面は▲銀銀、△飛の2枚換え。しかし、後手は駒損ながら「馬は自陣に引け」ならぬ、竜を自陣に引いて、先手の玉形と負けず劣らずの手厚い形となりました。(藤井竜王の残り時間は15分)(武蔵)
桂のねじ込み 藤井竜王は残り20分を切るまで考え、△7五桂と歩頭に打ちました。▲8七歩に△同桂成を用意し、▲7五同歩は△同竜で竜の動きが楽になります。とはいえ、先手陣は金銀5枚が守る堅陣。簡単につぶれるようなことはなく、局面は長期戦の様相を呈しています。 (写真は昨日のインタビュー後、色紙を手にしての一枚)(武蔵)
金沢駅 金沢駅を降りると、目につくのが「もてなしドーム」と名づけられた屋根。金沢は雨が雪が多く、降りた人に傘を差し出す心をテーマに作られました。そのまま真っすぐ歩いて振り返ると、金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージして作られた鼓門が圧巻です。(アルミ合金とガラスで緩やかな曲線を描く、日本最大級のドーム) (鼓門ともてなしドーム) (武蔵)