図は37手目▲1三竜の局面。午後になって、控え室ではここで△2二銀が検討されました。▲1三竜を直接とがめようという手です。
以下の進展例は(1)▲4三竜なら△4二金▲5四桂△同角成▲同竜(参考1図)。ここで後手がどう指すか。参考1図は△6六馬▲同歩△5六香が一つ考えられる手順です。
(2)▲6三竜なら△同角成▲6五香打△6六馬▲6三香成△同玉▲6六歩△7二玉▲6四桂△8二玉▲5二桂成△同金左(参考2図)。
重要な変化ですので、書き記しておきます。久保棋王にとって、何か嫌な変化があったのだろうと推測されていました。
(銀杏)
2011年2月26日 (土)
検討はいったん打ち切り
図は60手目△5六歩の局面。ここで継ぎ盤が▲8三桂不成△8二玉▲9一角△8三玉▲8六香と進んで検討が打ち切られました。先手勝ちといわれています。2時間以上を残す渡辺竜王がじっくり読みを入れています。
(銀杏)
16時前の大盤解説会の様子
15時45分ごろの検討の様子
久保棋王、苦心の受け
久保棋王は21分考えて△4五銀と引いて受けに回りました。残り時間は19分となりました。△4五銀は△5五飛と走ったときに△6八金▲4八玉△5八飛成の詰めろになるため、先手は油断できません。
ここまでの進行を立会人の桐山清澄九段にうかがいました。「渡辺竜王は自分の読み筋通りに進めている印象ですね。久保棋王は1手1手苦心されてされて、ひねり出して指しているように感じます。指し手の流れがスムーズではありませんね」(桐山九段)
(銀杏)
渡辺竜王、厳しい追撃
図は55手目▲7五桂の局面。渡辺竜王の手がしなりました。△5五飛には▲6三竜や▲6三角成(いずれも詰めろ)が厳しい。渡辺竜王、局面も残り時間も圧倒しようとしています。久保棋王、残り少ない持ち時間を使って手段を探します。
(銀杏)

56手目△4五銀の局面で次の一手が出題されました。▲4五同角と▲6三竜が候補に挙げられていました…。が、実戦は▲1四角と逃げる手でした。



