2024年3月 3日 (日)
3筋の争い
後手が立て直す
午後のおやつ
本局の使用駒
現地大盤解説会
対局再開と同時に現地の大盤解説会が始まっています。
【大盤解説会ライブ中継のお知らせ】(再掲)
解説会の模様は新潟日報社の特設サイトでライブ中継が行われます。
視聴は無料で「新潟日報パスポート」の会員登録(無料)が必要です。
【第3局大盤解説会ライブ中継】
https://www.niigata-nippo.co.jp/list/kiosen-live/2024-49
千田八段は昼休前に52分の長考で指された伊藤七段の△6五歩(下図)に対して、藤井棋王がわずか3分の考慮で▲3五歩と返したところを大きなポイントとして解説していた。「長考して勝負にいったら、3分で▲3五歩って。ラーメン作るみたいな時間で。これはきついと思います」(千田八段)

(八雲)
時刻は18時を回りました。
少し進んで現局面は先手が飛車を切って▲1一香成としたところ。駒割りは飛車と角香の交換で先手が駒得していますが、後手にも△1九飛で角と成香の両取りを掛ける狙いが残っています。後手の狙いはやはり入玉含みであることは間違いありません。先手が入玉を阻止できるかどうかが勝負にポイントになりそうです。

3四馬の働きで立て直した後手に対して、藤井棋王は金を2筋に繰り替えて、さらに▲1七角と数を足して3筋の攻略に動き出しています。いま打たれた▲3六歩も、3筋を力でこじ開けにいった手。ここは技よりも力で藤井棋王が動いています。形勢は不明。ここ数手で激しくなりそうです。
図は15時30分頃の局面。













