2016年2月20日 (土)

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■佐藤天彦八段

――今日は序盤から難しい戦いだったと思うのですが、いかがでしたか。
佐藤 似たような形は前例でもあるんですけど、何かあったら終わりというか、すぐ悪くなってしまう形なので、ずっと気を使うところが多い勝負だった気がします。
――途中で誤算があったようなところはありましたか。
佐藤 △6六桂(40手目)に▲同歩はあまり読んでなかったんですけど……。
――そのあと▲5九玉(43手目)と落ちる形になりました。
佐藤 あまり考えてない変化だったので、読み直しという形にはなりました。
――優勢を意識された局面は。
佐藤 最後に△9二角(60手目)と打ったところで何もなければという読みだったので、それが実現して勝ちになったのかな、というように思いました。
――これで1勝1敗になりました。第3局以降の意気込みをお聞かせください。
佐藤 まずは1勝することができたので、次局以降も頑張っていきたいと思います。

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■渡辺明棋王

――今日はずっと難解な戦いと思っていたのですが、いかがでしたか。
渡辺 そうですね。すぐ終盤戦になるような将棋になったんですが、ちょっと認識が甘かったところがあって、気がついたら修正できなくなっちゃったな、という感じでしたかね。
――序盤から苦しかったのでしょうか。
渡辺 あまり想定していない変化だったんですけど、進んでみるとどうにもならなかったというか、そういう将棋だったような気がします。
――控室では△6六桂(40手目)に▲同歩と取ったあたりでは驚いていたのですが。
渡辺 しょうがないと思って。桂を3枚持って大変なところがあればと思ったんですが、思ったより悪かったですね。
――これで1勝1敗になりました。次は新潟の第3局になります。
渡辺 また改めてという格好になったので、残りの3局を頑張りたいと思います。

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Kiou201602200101_66第41期棋王戦五番勝負第2局は、66手で佐藤天八段の勝ちとなりました。終局時刻は18時2分。消費時間は▲渡辺明3時間35分、△佐藤天3時間54分(持ち時間各4時間)。五番勝負第3局は、3月6日(日)に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われます。

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佐藤八段の打った△4四角(図)は「名手」という評判です。ニコニコ生放送に電話出演した村山七段は、「△6二玉~△4四角が受けの強い天彦さんらしいさすがの手順で、後手ペースという気がします」と話しています。

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▲6四桂の王手に佐藤八段が△6二玉(図)と寄ったところで、渡辺棋王の手が止まりました。16時45分の時点で、渡辺棋王の考慮時間は32分ほど。現地では▲8三角△6四歩▲6一角成△同玉(A図)で寄せを目指す順が調べられています。

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A図から控室の橋本八段は▲7二金、大盤解説会の村山七段は▲6三桂を示していました。後手玉は怖い形ですが、△5二玉~△6三玉で上に逃げる含みがあり、先手も寄せるのは簡単ではなさそうです。橋本八段は「後手がよさそう」、村山七段は「先手がよさそう」と、見解が割れています。
ちなみに、後手からは△3七角!という狙い筋があります(一例=B図)。

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詰将棋のような焦点の捨て駒。B図で▲3七同銀は△6九金▲4八玉△6八竜▲5八歩△5七角▲3八玉△2七銀で詰み。ただ、▲3七同桂ならば詰みはない模様。すぐに決行するのはうまくいかないようです。

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兼六園は「宏大・幽邃、人力・蒼古、水泉・眺望」の六勝を兼備するという意味で、李格非の書いた「洛陽名園記」の文中にある言葉から命名されたもの。徽軫(ことじ)灯篭のある霞ヶ池の眺めが有名です。週末ということで、あいにくの天気にもかかわらず、多くの入園者でにぎわっていました。

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