【勝った永瀬七段の談話】
――序盤は先攻されていたように感じましたが、実際はいかがでしたか?
「先攻できればと思ったんですけど、あまり自信がなかったです。形勢が五分ならいいなと思いました」
――自分のペースになったと思ったのはどの辺りですか。
「最後の▲7三歩成(119手目)で、こちらの玉に詰みがなければと思いまして」
――▲9八玉(59手目)と寄った手はいかがでしたか。
「他の変化が自信なかったので、消去法で仕方がないかなと」
――終盤は角2枚でうまく攻めることができたのではないですか。
「間違えている気もしたので、もう少しいい手があったのかなと思いました」
――1勝1敗になりました。第3局の抱負をお願いします。
「いつもどおり頑張りたいと思います」
【敗れた渡辺棋王の談話】
――序盤はペースを握っていたように感じましたが、いかがでしたか。
「一局の範囲かなと思いました」
――どの辺りから形勢が悪くなったのでしょうか。
「▲9八玉(59手目)と寄られて、そこで思わしい対応がなかったので。そのあとは苦しかったです」
――最後はあと一歩足りない感じでしょうか。
「ずっと駒損なので足りないと思います」
――1勝1敗となり、第3局は山場になると思いますが、いかがでしょうか。
「月も変わるし年度末になるので、残り3局を精一杯やりたいと思います」
(琵琶)


図から永瀬七段が▲2二銀とただ捨ての銀を放ちました。以下△2二同玉は▲2四飛△同歩に▲同角が飛車金の両取りになります。▲2二銀に実戦は△4三玉でしたが、▲5五桂△同金▲同飛が幸便です。飛車を手順に逃げることができた先手がリードを拡大したようです。




15時30分ごろ、局面は図を迎えていました。▲8七歩は△4六飛▲同歩に△7六歩で、銀2枚と飛車の交換で駒損の先手がまずいといわれています。永瀬七段の指し手は▲9八玉でした。以下△9六飛▲9七歩△4六角▲同歩△同飛が変化の一例で「難しいながらも後手ペース」と立会人の木村九段は解説しています。



