時刻は18時を回りました。少し前に指された、図の△7九銀が検討陣の読みになかった手です。この手に対して▲9八玉が安全と見られていましたが、それは△8六桂▲同金△7七角で逆転することがわかりました。このとき後手玉も▲4二銀△同金▲同角成△同玉▲2二飛成△3二銀▲3三歩成△同桂▲3四桂で危ないのですが、△5一玉とかわして際どく残っているとのことです。
渡辺竜王は△7九銀に▲8七玉とかわしました。逆転の順はしっかり見抜いている模様です。ただ▲8七玉に△6九角と追撃されるため、少し前よりも後手が追い上げている雰囲気が出てきています。形勢はまだまだ予断を許さないようです。
2019年3月17日 (日)
大盤解説会は佳境に
終盤戦
15時半頃の局面
午後のおやつ
攻め合いが予想される
宇都宮グランドホテル
対局場の宇都宮グランドホテルは、2016年に株式会社宇都宮グランホテルとして新たに運営を開始。同時に客室、レストラン、ロビー・テラスを全面改装して、近代的でモダンなホテルに生まれ変わっている。
グランドテラスは庭からの陽光を浴びる気持ちのいいカフェレストランだ。
自慢の庭は鎌倉時代の宇都宮城主、藤原宗円氏にゆかりのある地として始まったという。その後、明治時代に陸軍大将・鮫島重雄男爵が別邸を建て、そのときに作られた庭園が現在のホテルの庭園の基礎となっているそうだ。その由緒ある地に、1954年に秩父宮妃殿下に宿泊していただく宿として総檜作りの割烹旅館「陽南荘」が建てられ、71年にはさらに発展させて宇都宮グランドホテルが開業された。
(八雲)





図は16時半過ぎの局面。△8五歩の合わせに渡辺棋王が時間を使っています。


図は15時半頃の局面。広瀬竜王は△5四桂▲5五銀と先手陣の銀の連結を崩してから△6八銀と露骨に放り込みました。対して、先手も▲3四歩と取り込んで攻め合いに出る展開が予想されています。いよいよ戦いが激化してきました。







