佐藤名人が動く 14時15分、後手の佐藤名人が△7五歩(図)と駒をぶつけていきました。以下▲7五同歩△6五桂▲6六角に、がつんと△5四銀直。強い態度で決戦を挑んでいます。ただ、控室で継ぎ盤の前に座る千葉幸生七段は、後手がやや無理をしているのではないかという見解。形勢は先手持ちとのことです。 (千葉七段) (睡蓮)
駒組みが続く 図は13時35分頃の局面。先手が▲8七金と上がり、△6五桂~△8六飛と後手に歩切れを解消される順を防ぎつつ7八に玉を収めるスペースを作ったところです。本格的な開戦を前にして互いに着々と陣形の充実を図っていますが、2歩損プラス歩切れの後手が苦労しそうな展開ということはいえそうです。 (佐藤名人) (睡蓮)
対局再開 (再開直前の様子) (佐藤名人は、普段よりもかなり早く、12時26分に盤の前に戻った) (広瀬八段。戻ったのは再開5分前だった) (記録係が再開を告げたが、佐藤名人はすぐには指さずに考え続ける) (午後の戦いが始まった) (睡蓮)
昼食休憩に入る 正午、この局面で佐藤名人が13分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲広瀬47分、△佐藤52分。昼食の注文は佐藤名人が「うな重セット(肝吸、ご飯少なめ)」(ふじもと)、広瀬八段が「うな重・梅、赤だし」(ふじもと)。対局は12時40分に再開されます。 (うな重セット。日本将棋連盟用の特別メニューで、肝吸か赤だしがつくが、うなぎの量は梅より少なくなっている) (うな重・梅と赤だし) (睡蓮)
天王山に銀 図は11時30分頃の局面。後手の5四歩がいないことを生かし、先手の広瀬八段が▲5五銀と攻めの銀を五段目に進出しました。先手は好機に▲4五歩と突く筋を見ているようです。▲4五歩に(1)△4五同歩なら▲4四歩、(2)△4五同桂なら▲4六歩があります。 (控室には山口絵美菜女流1級の姿が。本日の順位戦A級の観戦記を担当するため、東京に滞在している) (睡蓮)
横山泰明六段が控室に 11時10分頃、ニコニコ生放送の解説を担当している横山泰明六段が控室に姿を見せました。「5筋の歩を取らせるのは初めて見ました。解説者泣かせの将棋になりそうですね」と話しています。 (関係者と談笑する横山六段)