上図は16時30分頃の局面。渡辺棋王が自然な指し回して優位を拡大しています。△7五歩▲7六歩△5四銀▲7五角(下図)と進みましたが、先手の攻めが止まらなくなってきました。
2020年3月 1日 (日)
みなとぴあ
対局場から信濃川沿いの遊歩道を15分ほど歩くと、「みなとぴあ」の愛称で親しまれている新潟市歴史博物館があります。敷地内には開港当時の姿で唯一現存する国指定重要文化財の「旧新潟税関庁舎」など、歴史ある建造物が立ち並んでいます。
(今月の22日まで「歴史で見る新潟市とスポーツ」が観覧できる)
港町の新潟を象徴する旧新潟税関庁舎。安政5年(1858年)の修好通商条約で五大港(函館、横浜、神戸、長崎、新潟)の一つに選ばれた新潟港は、明治元年(1868年)に開港しました。その翌年、関税業務を行う役所として、後に新潟税関となる新潟運上所が作られました。新潟港の玄関口といえる建物です。2016年には老朽化に伴って耐震改修工事が行われましたが、2019年1月12日(土)にリニューアルオープンしました。
(玉響)
午後のおやつ
先手好調か
図は昼食休憩明けから数手進んだ局面。渡辺棋王が軽快に攻め続けています。
▲2五桂に(1)△4二銀とかわすと、▲2二角成△同金▲8八角△3一銀▲3二歩で先手優勢になります。よって、実戦は(2)△4四銀と対応しました。立会人の屋敷九段は、先手から有力な攻めが複数あると話しています。第1局、第2局も先手番が早い段階でリードして勝利を収めていますが、本田五段はそれを覆せるかどうか、正念場を迎えています。
(玉響)