佐藤八段は一分将棋になるまで考え、慌てた手つきで歩を成り捨てました。青野九段、田中寅九段の検討は後手有利です。

（記録係が時間早見表をひっくり返す）

（紋蛇）

現局面の控室の評判は「激戦」。田中寅九段は「△８三銀打で悪いってことがあるんですかね。あるわけないですよね、絶対何か寄せがあったはずなんですよ」とぼやいています。18時７分、佐藤八段の残り時間は10分を切りました。渡辺棋王は32分を残しています。

（控室では青野九段、田中寅九段が検討中）

（紋蛇）

（時刻はまもなく18時。外は暗くなってきた）

（向こう岸はライトアップされている）

（撮影中、何組かのカップルとすれ違った）

※２枚目と３枚目は、昨日の夕方に撮影しました。

（紋蛇）

飛車を取らない△８三銀打が粘りのある手で、控室では明快な寄せが見つかっていません。

（17時30分ごろの対局室。佐藤八段が使っている扇子は、大師匠にあたる大山康晴十五世名人の「夢」。棋王は大山十五世名人が獲得していないタイトルだ。第８期に米長邦雄棋王に挑戦しているものの、３連敗でストレート負けしている）

▲３一飛と敵陣に飛車を打ち込み、終盤戦が見えてきました。現局面は飛車桂交換で先手の駒得です。６四歩・８五歩の形がキズになることもあり、控室は先手ペースで見解が一致しています。

（昼休開けの佐藤八段。中盤戦は先手に軍配が上がったようだ）

（紋蛇）

新潟グランドホテルは1987年にオープンしたホテルです。客室は87部屋で、結婚式場としても人気があります。
春には最旬ドレス試着会やブライダル試食会などが行われる予定です。また３月15日には、スーツァンレストラン陳の菰田欣也総料理長による「一夜限りの遊食会」が開催されます。詳しくは新潟グランドホテルのＨＰをご覧ください。

（紋蛇）

新潟県の名物、笹団子はお土産の定番です。新潟駅にはもちろんのこと、市内のあちこちに専門店がありました。

（紋蛇）

新潟グランドホテルの近くある萬代橋は、日本最長の信濃川にかかる橋です。大規模なコンクリートアーチ橋で、国の重要文化財に指定されています。現在は三代目で、初代は1886年に竣工されました。日本一長い木製の橋と知られ、よろず代までも新潟の発展に尽くすことを願い、「萬代橋」（読みはよろずばし）と名づけられました。現在の橋は音読みで「ばんだいばし」と呼ばれています。

（信濃川ウォーターシャトルが走っている。左奥に見える高層ビルは、新潟日報のメディアシップ）

（メディアシップ。帆に風を受けて進む北前船をデザインに採り入れ、
「新たな日本海時代への船出」をコンセプトに建設された）

（対岸に見えるピンク色の建物が新潟グランドホテル）

（初代の橋が完成した時は、信濃川の川幅はいまの３倍あったそうだ）

（萬代橋から上流を望む。下流へ数百メートル流れると、日本海だ。新潟港からは佐渡島行きの船が出ている）

（紋蛇）

（大盤解説会は超満員。250の席は埋まり、立ち見の人もいるくらいだ。約300人の参加者が棋士の熱弁に耳を傾けている）

（青野照市九段）

（藤田女流初段）

（紋蛇）

（15時50分ごろ、広瀬八段がニコニコ生放送に電話出演した）