2019年3月17日 (日)

仕掛けの直後に前例を離れる

42図は10時前に後手から仕掛けた局面です。この仕掛けに対して前例は全て▲6九飛と迎え撃っていますが、渡辺棋王は1分の考慮で▲6五同歩と応じました。ここで早くも前例を離れています。しかし、広瀬竜王も▲6五同歩は想定内だったようで、2分の少考で△6五同桂と返しました。どうやら、公式戦の前例はなくとも、両者ともに十分に研究済みの進行のようです。

Img_2842 渡辺棋王は、仕掛けに対して前例のない手で応じた。

Img_2803 広瀬竜王もその応手は予想していたようだ。

(八雲)