(浦野真彦七段は感想戦も熱心に取材)
浦野真彦七段の総評
「全体的には竜王が序盤から押していたと思います。機敏な▲5七銀でリードを奪い、飛車交換の後も▲5二銀から▲6一銀成という思いつかない妙手順で勝ちになりました。終盤の▲7五歩からも安定した勝ち方と思ったところで、落とし穴がありましたね。△7六玉の場面は△8六玉が第一感なので、盲点になりやすいところだと思います。タイトル戦では珍しい最終盤での大逆転でした。観戦して頂いたファンの皆様、長時間ありがとうございました」
五番勝負は本局をもちまして幕を閉じます。第37期の予選は既にスタートしています。来期もお楽しみに。
(翔)