2026年8月14日 (金)

20260814_krm_0110(磯谷女流二段は準決勝に進出)

20260814_krm_0142(加藤女流四段は粘ったが届かず)

Krm_0119

Krm_0121

Krm_0159(感想戦は40分ほど行われ、17時15分に終了した)

以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。

Joryu_ouza202608140101135

▲磯谷-△加藤桃戦は、135手で磯谷女流二段が勝ちました。終局時刻は16時44分。消費時間は▲磯谷女流二段2時間56分、△加藤女流四段3時間0分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。
勝った磯谷女流二段は準決勝に進出しました。次戦で伊藤沙恵女流四段-中七海女流三段戦の勝者と対戦します。

Joryu_ouza20260814010158

図は加藤女流四段が△2七歩と垂らした局面です。次の△2八歩成が残っており、先手は対応に悩ましい局面ですが、磯谷女流二段は▲6一角と踏み込みました。金取りとなっており、△6二金や△7一金には▲8三角成が飛車取りになります。堀口弘八段は「これは強い!」とうなりました。中継室では先手優勢と見ており、加藤女流四段はうまい対応が求められます。

Krm_0093(加藤女流四段はうまい対応が求められる)

Joryu_ouza20260814010153_2

2筋が戦いの中心地となり小競り合いが続いています。図は14時頃の局面です。駒の損得はありませんが、先手は桂を持ち駒にしているぶん指しやすい局面となっています。
気になるのは両者の残り時間です。図の局面で磯谷女流二段の残り時間は58分、加藤女流四段は1時間41分と大きく開きました。早見えで知られる磯谷女流二段としては珍しく、普段よりも慎重に指している印象を受けます。

Krm_0073

(磯谷女流二段は慎重に指している)

Joryu_ouza20260814010142_2

図は対局再開後、加藤女流四段が△3三桂と跳ねた局面です。中継室では▲4七銀を本線に検討されていましたが、磯谷女流二段は▲7四歩と指しました。堀口弘八段は「ひと目はいい手ですね」と感心した軽妙な歩突きで、飛車の横利きを止めたことで▲3五歩△同歩▲3四歩の桂頭攻めを狙えます。後手は△7四同飛と取りたいですが、▲8三角が飛車金両取りの痛打になるため取れません。後手は対応が悩ましく、磯谷女流二段がポイントを挙げたようです。

Krm_0080_2 (磯谷女流二段は軽妙な歩突きでポイントを稼いだ)

Joryu_ouza20260814010141 12時、41手目▲4八金の局面で、加藤女流四段が10分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲磯谷女流二段1時間5分、△加藤女流四段54分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。昼食注文は、磯谷女流二段が「オムハヤシ(ハーフ・サラダ抜き)」(LAITIER)。加藤女流四段が「チョコバナナクレープ」(LAITIER)。対局は12時40分から再開されます。

Krm_0061(昼食休憩時の対局室。両者ともに盤の前に座って考えていた)

Joryu_ouza20260814010114

戦型は力戦調の相居飛車となりました。上図は加藤女流四段が△3四歩と突いた局面です。本局の対局立会人を務める堀口弘治八段は「恐らく加藤さんの準備していた手だと思います」と話しています。先手から▲2二角成△同銀▲5五角または▲3四飛など攻めていく手があり、後手は準備なしでは指せない形です。実戦は▲7八金△7三銀▲6八銀と進み、ひとまず決戦は避けられました。

Joryu_ouza20260814010124

下図は11時頃の局面で、加藤女流四段は△4四角と打ちました。7七銀をにらむことで△7五歩がより厳しくなる仕組みです。ほかには△2六歩と打てば、先手の飛車の可動域が狭くなります。加藤女流四段は後手番ながら積極的な動きです。磯谷女流二段はどのように対応するでしょうか。

Krm_0018(加藤女流四段は序盤から積極的な姿勢を見せる)

振り駒は加藤女流四段の振り歩先で、と金が3枚。磯谷女流二段の先手番と決まりました。
定刻の10時となり、対局が開始されました。

20260814_krm_0052(先手番の磯谷女流二段。初手は▲7六歩)

20260814_krm_0054(後手番の加藤女流四段。2手目は△8四歩と突いた)

20260814_krm_0044(対局開始前の様子)