感想戦の様子 (勝った塚田女流四段は2回戦に進出) (敗れた香川女流四段は終盤の追い上げを見せたが、届かず) (感想戦は15分ほど行われ、15時20分に終了した) 以上で本局の中継を終了します。ご観戦いただき、ありがとうございました。
塚田女流二段の勝利 ▲香川-△塚田戦は、118手で塚田女流二段が勝ちました。終局時刻は15時3分。消費時間は▲香川女流四段1時間49分、△塚田女流二段2時間31分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。勝った塚田女流二段は、次戦で渡部愛女流四段と対戦します。
実戦的な迫り 図は14時10分頃の局面で、敵陣に飛車を設置したところです。後手優勢と見られていましたが、香川女流四段は飛車を入手して実戦的に後手玉へ迫っていきます。後手も対応を間違えると一気に危ない局面になりました。
後手優勢 図は13時30分頃の局面です。△5六歩が味のよい歩の突き出しでした。△5七歩成▲同金△3六桂や△6四角の王手が残っています。対局立会人を務める堀口弘八段は「先手が相当苦しいと思います。後手の寄る形が見えません。後手優勢です」と見解を示しました。香川女流四段は踏ん張りどころです。
昼食休憩 12時、66手目△3三桂の局面で、香川女流四段が7分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲香川女流四段1時間3分、△塚田女流二段55分(持ち時間は各3時間、チェスクロック使用)。昼食注文は、香川女流四段が「日替わりカレー(ポークと紫玉ねぎ、檸檬のパキスタンカレー)、玉子1個追加」(rico curry)。塚田女流二段が「レティエライス」(LAITIER)。対局は12時40分から再開されます。
戦いが始まる 香川女流四段が馬を作ったところから、塚田女流二段は手順に7筋から攻めて戦いが始まりました。図は11時30分頃の局面で、▲4五桂と跳ねた局面です。先手は7筋を受ける手段が難しいため、右辺で戦いを起こしにいきました。難解な中盤戦が続きます。 (香川女流四段は戦線拡大をはかる)
戦型は三間飛車から角交換振り飛車に 戦型は三間飛車となりました。香川女流四段は角道を開けているのが工夫です。▲6六歩と角道を止めれば穏やかな進行となりますが、実戦は上図から▲8八飛△7四歩▲2二角成△同銀▲7七銀△3三角(下図)と進行しました。 香川女流四段は三間飛車から角交換振り飛車に進めました。下図の△3三角は先手の仕掛けを牽制しており、▲8六歩△同歩▲同銀は△8八角成で飛車を取れます。塚田女流二段としては穏やかな展開に持ち込みたいです。 (塚田女流二段は自陣角を打って、仕掛けを牽制する)
対局開始 香川女流四段の振り歩先で、「歩」が4枚出ました。香川女流四段の先手で、10時から対局が始まりました。 (先手の香川女流四段。初手は▲7六歩) (後手の塚田恵梨花女流二段。2手目は△8四歩と応じた) (対局開始直後の様子)