2025年7月23日 (水)

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上図、▲3五銀打と角を取りにいったところで中女流三段は△7七銀と放り込んでいきました。先手の攻め駒が重いと見て一気に攻めようとしています。▲7七同桂は△6六飛と金を取れる形です。強烈な銀打ちで、後手がよくなったと見られています。

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(朝の対局室)

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図は13時30分頃の局面。中盤の競り合いが繰り広げられ、先手は桂得に。後手は馬を作っています。形勢としては、駒得の先手が少しよさそうです。△7六歩の突き出しを無視して打った▲3三歩も鋭い手で、☖3三同金なら、☗5四歩から☖同歩に☗4五桂で攻めが続きそうです。

Dsc_4451 (伊藤女流四段がペースを握ったか)

Dsc_4459 (室谷女流三段。何とか持ちこたえてチャンスを待ちたい)

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この局面で伊藤女流四段が16分使ったところで正午になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤51分、△室谷1時間7分。昼食の注文は、室谷女流三段が「豚しゃぶ(梅しそ)※単品」(鳩やぐら)。伊藤女流四段は注文なしでした。対局は12時40分に再開されます。

Dsc_4491 (昼食休憩時の対局室)

Dsc_4494 (室谷女流三段の側から見た盤面。すでに中盤の競り合いに入っている)

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▲和田あき女流二段-△中七海女流三段は12時からの昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲和田あ1時間6分、△中53分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。昼食の注文は、中女流三段が無し、和田女流二段が「金の塩ラーメン」(中村商店)。対局は12時40分に再開します。

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▲和田あ-△中戦は、後手の中女流三段が先攻しました。▲6五同歩は△8八角成▲同銀に△3三角や△3九角があるので、和田女流二段は▲5七銀上と受けました。ここから間隙を縫った和田女流二段の反撃に注目です。

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(9時45分頃、駒を並べる中七海女流三段)

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図は10時半頃の局面。公式戦では振り飛車が多い中女流三段が居飛車を選び、右四間飛車からの先攻を見せました。和田女流二段の駒組みは後手の攻めを正面から受け止める形を目指しているようです。

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(対局は関西将棋会館4階「芙蓉の間」で行われている。写真奥から「菱湖」「欅」「芙蓉」の各対局室)

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図は10時35分過ぎの局面です。先手の伊藤女流四段が早めに9筋の位を取ったのに対し、後手の室谷女流三段は得意の振り飛車を選ばず、居飛車で棒銀に出ました。先手の9筋の位がプラスになりにくい展開に持ち込む意図と思われます。すでに駒がぶつかっており、このまま中盤戦に入ることもありえそうです。

Dsc_4427 (朝の対局室。伊藤女流四段は9時45分に入室)

Dsc_4431 (直後に室谷女流三段も姿を見せた)