▲宮澤-△渡辺戦は、1図から▲3三角成として角換わりになりました。後手が8筋の歩を突いていないのが通常の角換わりとは異なる点です。これは先手が誘導したもので、宮澤女流初段が得意にしている形です。
2図の▲5五銀で本格的な戦いに入りました。先手は積極的な指し回しです。ただ、歩切れであること、7七桂・8八玉型があまり堅くないこと、などの影響は大きく、対局立会人の川上猛七段は「先手を持って自信はありません」とコメントしています。
3図は11時22分の局面。△3五同歩には▲4四銀でしょうか。先手の攻めがつながるかどうかはギリギリの線です。
