▲宮澤-△頼本 一手勝ちを目指した踏み込み ▲宮澤-△頼本戦は宮澤女流1級が端攻めを受け止めて優位を拡大しました。手堅い指し回しが続いていましたが、当たりになっている銀を逃げずに▲5三歩(105手目)は強い手です。基本的には▲5二歩成~▲6一とが間に合うという成算なしには指せません。一手勝ちを目指して踏み込んだ手といえます。代償として先手玉の危険度も増し、際どい終盤戦が見えてきました。先手がリードを維持したまま押し切れるかどうかがポイントです。