2023年12月 4日 (月)

対局者が退場したあとに、関係棋士たちによる見どころ紹介がありました。

Dsc_7947(木村九段)

木村「五番勝負は長いようでやると短い。うまくいっているはずなんだけど、うまくいっていないもどかしさがあるのがいまの加藤桃子さんの状況でしょうか。内容としては2局とも加藤さんが押していたように個人的には感じました。2局目と3局目の間があいていたので、気持ちの切り替えはできていると思います。第3局で里見さんが勝てばおしまいですが、加藤さんが勝てば急に流れが変わることも十分あり得ると思っています」

Dsc_8009(岩手県出身の小山怜四段)

小山「加藤さんとは竜王戦で対戦したことがあります。序盤から研究されていて攻め将棋だなというイメージがありましたが、今シリーズは冷静な手が目立つように見えましたので、第3局はどうなるのでしょうか。里見さんの将棋はいつ見ても勉強になります」

Dsc_8035(真田女流三段)

真田「明日は対局者のいちばん近くにいるので、対局者が気を遣わないように空気のように無になって務めたいと思います」

Dsc_8051(中村真女流四段と野原女流初段)

野原「天童は10回ぐらいきていると思います。先ほど時間があったので天童駅まで歩いてみました。天童は道に詰将棋があって、解きながら歩いていました」

中村「先ほど対局者とお話をさせていただきました。里見女流王座は非常に自然体というかやわらかな表情で、最近の充実ぶりが出ていらっしゃる感じましたし、いい緊張感でおられると思いました。加藤女流四段は硬いのかなと思われましたが、お子さんたちとのフォトセッションのときに笑顔を見せられていて。加藤女流四段はそういった状況をパワーに変えていくタイプですので、明日は大熱戦になるのではないかと思っております」

Dsc_8153(中締め 伊賀上真弓リコージャパン株式会社山形支社長)

「リコー杯女流王座戦を初めて山形県で開催できたことをうれしく思います。現在2連勝されている里見さんに、挑戦者の加藤さんが連勝をストップさせて巻き返しをはかるのか。二人の熱い戦いを大変楽しみにしております。明日は将棋イベントを開催します。事前お申し込みがおかげさまで満員御礼です。会場にこられない方はリコーのライブ映像がございますので、オンラインでご参加いただければと思います」


以上で本日のブログ更新を終わります。
明日もよろしくお願いします。

里見女流王座と加藤女流四段は明日の抱負を語り、地元で将棋を学ぶ子どもたちと記念撮影をしました。その後、明日に備えて会場をあとにしました。

Dsc_7784(里見女流王座)

「天童市には何度か伺わせていただいております。中でも高校生のときの人間将棋がいい思い出で、桜が満開で美しい景色とおいしいご飯をいただきました。今回は対局者として来ることができてうれしく思っております。明日は自分の力をすべて出し切れるように精一杯頑張りたいです」

Dsc_7842(加藤女流四段)

「天童市には4月に人間将棋でお世話になりました。桜が咲いている中で人間将棋を指すことができてすごく光栄でした。女流王座戦は星取り的にはあまりよくない状況ではありますが、明日は自分の力を信じたいと思いますし、一局でも多く指せるように頑張っていきたいと思います」

Dsc_7878(天童市の子どもたちと)

Dsc_7889

天童ホテルで立食形式の前夜祭が開かれました。第3局後援(山形県、天童市、山形新聞)の山形新聞のYouTubeチャンネルでダイジェスト動画をご覧いただけます。

【第13期女流王座戦 前夜祭 山形県天童市天童ホテル|PressYamashin】
https://www.youtube.com/watch?v=nIVEAyBOE1g

Dsc_7280(佐藤眞澄リコーグラフィックコミュニケーションズ商品事業統括本部長)

「リコー杯も今期で13回を数えますが、天童市で開催するのは初めてです。里見さんが3連覇を果たすのか、加藤さんが昨年の雪辱を果たし、通算5期目の女流王座を獲得してクイーン王座になるか。非常に目の離せない、熱い戦いが繰り広げられると思います。将棋に勝つために先を読む力、新たな一手を生み出す想像力、さまざまな選択肢の中から最善の手を選ぶ決断力。これらはビジネスや社会においても非常に重要な要素であります」

Dsc_7313(日本将棋連盟・清水市代常務理事)

「天童市の将棋資料館に私も久々に行かせていただきまして、大変懐かしくうれしく拝見いたしました。資料館には色紙がたくさん飾られていて、加藤桃子挑戦者は一意攻苦と書かれていました。苦難を乗り越えて努力し続けるという意味だと思います。星の上では苦しい立場かもしれませんが、努力し続ける加藤桃子挑戦者の姿は、若手の女流棋士のあこがれでもあり、手本でもあるかと思います。その努力の結果を明日、どのように盤上に見せていただけるか大変楽しみにしております。迎え撃つ里見女流王座はいろいろ揮毫されていますが、中でも心身一如と書かれていました。まさに心身ともに充実している様子を表した言葉ではございますが、1年間タイトル戦に明け暮れる中、いつも自然体で自分らしさを大切にしていて、まさに充実ぶりが極まっていると思います。昨年の最終局は女流名局賞に選ばれています。明日も負けず劣らずの熱戦が期待されることと思います」

Dsc_7366(吉村美栄子山形県知事のあいさつ 代読・大泉定幸山形県観光文化スポーツ部部長)

「リコー杯女流王座戦は女流棋士のみならず、アマチュア選手まで広く門戸が開かれた画期的な公式女流棋戦とお聞きしています。このようなタイトル戦が日本一の将棋の駒の生産地として全国に知られる天童市で開催されることはまことによろこばしく、大変意義深いことであります。明日の対局では山形の地から歴史に残る名局が生まれることを期待しております」

Dsc_7379(乾杯 山本信治天童市長)

「天童は将棋駒の町、人間将棋の町になります。里見女流王座は平成21年にお越しいただきました。加藤女流四段は今年、対局していただきました。明日は待ち焦がれていたタイトル戦です」

検分は16時30分ごろから数分ほど行われました。このあと18時30分から前夜祭があります。

Dsc_7149(里見女流王座、明日は先手番)

Dsc_7168(加藤女流四段)

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Dsc_7198(掛け軸の前で記念撮影)

Dsc_6998(天童市観光物産協会のキャラクター「天童こま八」を手に記念撮影)

Dsc_7006 

Dsc_7110

二人の間にあるのは、泰将棋(たいしょうぎ)と呼ばれるもの。盤は25×25マス。駒は93種で計354枚。実際に使われたかどうかは不明とのことです。

こちらは人間将棋の展示室。人間将棋は1956年に「将棋野試合」という名称で始まりました。第1回は山形市長と天童町長(天童市の市政施行は58年)が対局したそうです。66年に「人間将棋野試合」、67年に「人間将棋」と名称を変更。91年から棋士同士の対局になりました。
木村九段は「人間将棋は4~5回は来させていただいた」と話していました。2000年には木村一基五段-近藤正和四段戦がありました。里見女流王座も高校生のころに出演しています。今年は加藤女流四段と野原女流初段も対局しました。

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(人間将棋の展示室。右は1974年のポスター。上には年表もあった)

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Dsc_7060(ポスターや年表を見ながら会話が弾む)

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対局者は4日、天童市に入り、まずは天童市将棋資料館を見学しました。同資料館は天童駅にあり、将棋の歴史、天童と将棋のつながり、人間将棋やタイトル戦の歴史について学べます。見学後は天童ホテルに移動し、検分と前夜祭に臨みました。

【天童市将棋資料館】
https://bussan-tendo.gr.jp/museum/

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Dsc_6922(展示を見て回る里見女流王座)

Dsc_6943(こちらは加藤女流四段)

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Dsc_7090(小山怜四段と野原女流初段)

里見香奈女流王座に加藤桃子女流四段が挑戦するリコー杯第13期女流王座戦五番勝負。第1局と第2局は里見女流王座が連勝しました。第3局は2023年12月5日(火)に山形県天童市「天童ホテル」で指されます。

先手は里見女流王座。持ち時間は各3時間。対局開始は10時。昼食休憩は12時から13時。立会人は木村一基九段、記録係は真田彩子女流三段。日本経済新聞の観戦記は近藤正和七段が執筆します。現地大盤解説会(事前申込制)の解説は小山怜央四段、聞き手は中村真梨花女流四段と野原未蘭女流初段です。

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