2023年7月11日 (火)

Joryu_ouza20230711010139上図は△6四角に▲2六飛と浮いた局面です。モニターを見ていた山本真六段は「そんな手があるの」と驚いた様子を見せましたが「△1九角成に▲2四歩△同歩▲同飛△2二歩▲2三歩で大変ということですね。確かにそう見えます」との見解を示しました。
Img_0103(対局開始前、集中力を高める加藤女流四段)

Joryu_ouza20230711010136角取りに歩を伸ばして、戦いが起こりました。▲7五角は△同角▲同歩に△3九角があり、上には逃げられません。棋士室では▲5七角と逃げて、△5五歩▲同歩△同飛に▲2四歩と反撃するのが一例として挙げられました。
Img_0074(積極的に戦いを起こす中村女流四段)

Joryu_ouza20230711010132これまでの対戦成績は、中村女流四段1勝、加藤女流四段3勝。この成績は、加藤女流四段が奨励会員だったときの1局を含みます。これまでの対戦は、すべて中村女流四段が四間飛車に構える対抗形でした。本局も出だしは四間飛車でしたが、上図で△5二飛と中飛車に形を変えています。
Img_0091(対局開始前、駒を並べる対局者)

振り駒の結果、と金が4枚出て加藤女流四段の先手に決まりました。
10時、対局開始。加藤女流四段の初手は▲4八銀でした。
Img_0111(初手を指す加藤女流四段)
Img_0114(中村女流四段は、やや間を空けて△3四歩と突いた)
Img_0116(序盤はスラスラと進む)

おはようございます。第13期リコー杯女流王座戦(主催:株式会社リコー、特別協力:日本経済新聞社)の本戦トーナメント1回戦より、中村真梨花女流四段と加藤桃子女流四段の一戦を中継します。対局は関西将棋会館「水無瀬の間」で行われ、7月11日(火)10時に始まります。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)で、使いきると1手60秒未満の着手となります。先後は振り駒で決定します。

【株式会社リコー】
https://www.ricoh.co.jp/
【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/ 
【リコー杯女流王座戦中継サイト】
http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/

本局の中継は武蔵が担当します。よろしくお願いします。

2023年7月 7日 (金)