（中井女流六段は１筋からの強襲を決めて勝利）

（敗れた梅津女流２級）

（感想戦の模様）

▲梅津－△中井戦は、図の局面までで中井女流六段の勝ちとなりました。終局時刻は16時14分。消費時間は、▲梅津女流２級２時間26分、△中井女流六段３時間０分。

図は15時40分頃の局面。まだ中盤戦が続いていますが、焦点は１筋に移りました。端の攻防を制したほうが優位に立ちそうです。残り時間は梅津女流２級が約１時間なのに対し、中井女流六段は５分ほどになりました。

午後に入ってさばき合いに進み、図は14時過ぎの局面です。中井女流六段の細かい攻めが功を奏して銀桂交換に成功。しかも手番も握っています。本日の対局立会人を務める川上猛七段は後手持ちの見解です。

（中井女流六段。開戦時は苦しいと見られていたが、徐々にペースをつかみつつある）

（梅津女流２級。再開後も考え続けていた）

（中井女流六段）（午後の戦いが始まった）

12時、図の局面で梅津女流２級が14分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲梅津女流２級50分、△中井女流六段１時間８分。昼食の注文は両者ともにありませんでした。対局は12時40分に再開されます。

（実際の盤面）

（昼食休憩時の高雄）

図は11時15分の局面。両者美濃囲いに自玉を収めて持久戦の様相です。ただし後手が角筋を止めているため、先手が主導権を握りやすいでしょうか。梅津女流２級が仕掛けの糸口をつかめるかどうかがポイントです。

（今朝の梅津女流２級。初出場でいきなりの本戦入りを狙う）

（駒を並べる梅津女流２級）

（同じく中井女流六段）

（開始前の模様）

（振り駒の結果はと金が３枚。梅津女流２級の先手番に決まった）

リコー杯第13期女流王座戦二次予選、23日は中井広恵女流六段－梅津美琴女流２級の一戦をお送りします。対局は東京・将棋会館「高雄」で行われ、10時開始。持ち時間は各３時間（チェスクロック使用）。使いきると１手60秒未満での着手。先後は振り駒で決定します。

感想戦の様子。

150手超の熱戦を制した矢内女流。

敗れた清水女流七段。