2023年6月16日 (金)

12時40分、対局が再開しました。

Img_0126 再開前の様子。休憩中も両者はほとんど盤の前を離れなかった。

Img_0127 清水女流七段はじっと黙想。

Img_0134 矢内女流五段は盤を凝視して考えている。

Img_0136 再開時刻を迎えても矢内女流五段は考え続けていた。

その後、矢内女流五段は12時45分頃に▲6七金を着手しました。

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▲大島-△千葉戦は、図の68手目△5一飛の局面で大島女流初段が4分使って昼食休憩に入りました。対局は12時40分再開です。消費時間▲大島52分、△千葉1時間6分。
昼食の注文は、大島女流初段が「冷やしわかめうどん」(ほそ島や)。千葉女流四段は出前注文はなく、座席のみを頼んでいます。

Dsc_4721 (12時5分ごろ、千葉女流四段は対局室に残って考え続けていた)

Joryu_ouza2023061603013412時、図の局面で矢内女流五段が14分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲矢内1時間0分、△清水57分。昼食の注文は両者ともにありません。対局は12時40分に再開します。写真は朝の表情です。

Img_0101 矢内女流五段は休憩に入っても盤の前を離れずに考えていた。

Img_0095 清水女流七段も一度席を外したが5分ほどで戻り考えていた。

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▲大島-△千葉戦は、大島女流初段得意の角換わり腰掛け銀になりました。図は41手目▲8八玉の局面。



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下図は56手目△3三銀まで。後手陣がまったく同じ形で、千葉女流四段が手待ちを繰り返していることがわかります。
一方、大島女流初段は5六の銀をいったん6七に引いて、5筋の歩を伸ばしてから▲5六銀と戻っています。これで攻撃力を高めて▲4五桂と局面を動かしました。後手陣が低く、一気に崩すことは難しいため、先手は少しずつポイントを稼ぐ指し方が求められそうです。

Dsc_4649(大島女流初段は得意の角換わり腰掛け銀を用いた)

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▲伊藤-△頼本戦は、雁木対左美濃になりました。頼本女流初段は振り飛車を基軸にしていますが、2021年から相居飛車も指しています。角換わりや雁木、横歩取りと多彩です。

図は3三にいた角を4四に上がって、▲3五歩を受けたところです。手損でも3筋の仕掛けを封じようとしていますが、これはこれで怖い展開です。▲5五歩△同銀▲4五銀の筋は大丈夫でしょうか。

Dsc_5753(朝の頼本女流初段)

Dsc_4668001 (王将を据える千葉涼子女流四段。千葉女流四段は9時53分ごろ対局室入り)

Dsc_4674 (大島綾華女流初段は9時45分には対局準備を終えていた)

Dsc_4697 (対局開始時の様子。振り駒の結果、と金が3枚で大島女流初段の先手に)

Dsc_4699 (大島女流初段の初手は▲2六歩)

Dsc_4706 (千葉女流四段は大島女流初段の角換わりを受けて立った)

対局は定刻の10時に開始しました。

Img_0082 対局開始前の様子。

Img_0086 清水市代女流七段。

Img_0103 矢内 理絵子女流五段。

Img_0111 振り駒の結果、先手番は矢内に決まった。

Img_01142 矢内女流五段の初手は▲7六歩。

Img_01202 清水女流七段は△8四歩と応じた。

Joryu_ouza2023061603011610時15分頃の局面。先手の三間飛車に後手が居飛車の対抗形に進んでいる。

リコー杯第13期女流王座戦二次予選、6月16日(金)は清水市代女流七段-矢内理絵子女流五段戦、伊藤沙恵女流四段-頼本奈菜女流初段戦、千葉涼子女流四段-大島綾華女流初段戦の3局を中継します。勝者は本戦に進出します。
対局は東京・将棋会館にて10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)、使い切ると1手60秒未満で着手します。先後は振り駒で決定します。

【リコー】(主催)
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【日本経済新聞】(特別協力)
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