▲里見-△加藤桃戦は16時10分、97手で里見女流王座が勝ち、シリーズ成績を2勝1敗としました。消費時間は、▲里見1時間31分、△加藤2時間57分(持ち時間は各3時間)。第4局は12月20日(火)に東京・将棋会館で指されます。
2022年12月13日 (火)
根性の自陣飛車
苦しい後手
図は2五に桂を打った局面。控室で検討している真田八段と杉本和五段の見解は先手優勢で一致しています。△2三金寄なら▲5二歩成△同飛▲4三歩成で技が決まります。加藤女流三段は56手目△3三桂に36分使っていましたが、この局面でも40分ほど手を止めており、苦慮していることがうかがえます。
午後のおやつ
13時30分頃の控室
対局再開
昼食休憩
戦型は5筋位取り中飛車VS居飛車穴熊
戦型は里見女流王座の5筋位取り中飛車に、加藤女流三段の居飛車穴熊。
図の△4二銀で、今年7月に行われた第4期大成建設杯清麗戦第2局の将棋と合流しました。
前例は図から▲1七桂に△3二金としましたが、本譜は△2四歩。以下、▲2六歩△3二金▲4五歩△同歩▲2五歩(第2図)と先手が上部から猛攻を仕掛けていきました。
対局者の飲み物
RICOH THETA 360度カメラ
本局の模様はリコー杯女流王座戦YouTubeチャンネルでライブ配信されています。使用しているカメラはリコー製の360度カメラ「Ricoh THETA Z1」。再生画面を動かすことができ、文字通り360度の画角でご覧いただけます。
【360°カメラLIVE配信】
https://www.youtube.com/watch?v=w6k8gQwAIRY