（最後はきれいに寄せきった上田女流四段）

（岩根女流三段は優位と思われる局面もあったが、惜しくも敗れた）

本日の中継は以上で終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。

▲岩根－△上田戦は上田女流四段が勝ちました。終局時刻は17時19分。消費時間は、▲岩根３時間０分、△上田２時間46分。勝った上田女流四段は本戦進出を決めました。

▲岩根－△上田戦は二転三転の大熱戦という雰囲気でしたが、ついに上田女流四段が抜け出したようです。図の△７七馬は△６六角以下の詰めろになっています。

（勝った塚田女流初段は４期ぶり２回目の本戦入りを決めた）

（敗れた藤井女流初段は４期連続４期目の本戦入りはならなかった）

（両者は仲よく言葉を交わしていた）

以上で本局の中継を終わります。ご観戦くださいましてありがとうございました。

▲藤井－△塚田戦は130手で塚田女流初段の勝ちとなりました。終局時刻は16時３分。消費時間は▲藤井２時間47分、△塚田２時間34分（チェスクロック使用）。

図は16時頃の局面。すでに岩根女流三段は残り10分を切っています。一方の上田女流四段は残り１時間９分ほど。ここで▲５三飛成と成り込みたいところですが、△２四飛の転回があるので簡単にはいきません。

後手は駒得のうえに確実な攻めがあり、優位に立ったようです。

（塚田女流初段は好調な指し回しを見せる）

互いにと金を作り合いました。駒割りは▲銀△角で後手の駒得ですが、飛車の働きは先手のほうが見込めそうで、まだまだいい勝負でしょうか。

（藤井女流初段は穴熊の遠さを生かせるか）

図は13時30分頃の局面。２四にいた飛車を１つ引いたところです。次に▲３五銀が厳しい手で、ほかにも▲７四歩が有力な攻め。一方の後手は、正確な対応が求められています。

（上田女流四段は複数の狙いをどう受けるか）

図は▲６六歩と銀を捕まえる手を見せられたところ、構わずに△８七歩と打った局面。▲８七同歩には△４五歩が香取りになるようにしながら▲６六歩を緩和できます。本格的な戦いに入っていくのでしょうか。

（朝の塚田女流初段。後手番ながら積極的に動いていく）