2020年7月22日 (水)

おはようございます。7月22日(水)は、本戦1回戦の甲斐智美女流五段-中村桃子女流初段の一戦をお送りします。対局は東京・将棋会館で行われ、10時開始。持ち時間は各3時間(チェスクロック使用)。先後は振り駒で決定します。

本ブログの更新と棋譜中継は康太が、写真撮影は生姜記者が担当します。よろしくお願いします。

【棋譜中継ページ】

http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/10/joryu_ouza202007220101.html 

2020年7月21日 (火)

10_0721_65盤上は最終盤。水町女流初段は図から△6二玉としました。あえて飛車に近づく、受けの勝負手。△6二玉の時点で水町女流初段は一分将棋、岩根女流三段は残り12分弱です。どちらの玉も危ない状況で形勢はまだはっきりしません。

10_0721_49図から△1五角▲2一飛成△4八角成で決戦になりました。先手は竜を作り、後手は銀得です。手番を握っている先手の利が大きそうですが、まだまだ予断を許しません。

Dsc_2873(水町女流初段は積極的に指している)

10_0721_44_2図の局面で岩根女流三段が考えています。昼食休憩の局面に続き、2回目の大型長考になるかもしれません。よさを求めるなら▲2四歩、自玉の安全を第一に考えれば▲7九玉でしょうか。1回目の長考では、そのあとに比較的穏やかな手を選んだ岩根女流三段。今回はどのような決断を下すか注目です。

Dsc_2886(岩根女流三段は長考派で知られる)

10_0721_3913時40分ごろの局面。▲7六歩(図)はキズを消した一手です。先手陣は駒配置に無理がなく、まとめやすい形をしてます。一方、後手陣は攻め重視の指し回しで駒が前に出ていますが、上ずっているという見方もできます。後手のほうが気を使いそうです。

Dsc_2900(水町女流初段は攻めたあとの反動も計算しなければいけない)

今週24日に鳩森八幡神社で盆踊り大会が予定されています。その準備が進められていました。今年は新型コロナウイルス感染予防を考慮し、YouTubeやオンライン会議ツール「Zoom」を活用しての開催となるようです。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

【千駄ヶ谷盆踊り大会2020】
https://www.sendagaya-bonodori.tokyo/

Dsc_2963 

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Dsc_2960(鳩やぐらの由来となった「やぐら」)

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10_0721_32図の局面で岩根女流三段が12分使って昼食休憩に入りました。休憩時間は12時から40分間。消費時間は▲岩根51分、△水町1時間7分(持ち時間は各3時間)。出前注文は両者ありません。

Dsc_2953(12時5分、岩根女流三段が盤の前にいた)

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