2019年6月 3日 (月)

▲山田女流四段-△加藤結女流2級戦は、山田女流四段が突き放したようです。

Joryu_ouza20190603020179

図は▲6三角と打ったところ。「(1)△8四飛には▲8五歩△9四飛▲9六歩△6五銀▲5五角、(2)△8二飛には▲7四角成ですか。うーん、後手が厳しい展開ですね」と、中継室に来訪した深浦康市九段。形勢は先手が優勢と見て間違いないでしょう。

Photo_28 (中継室に来訪した深浦九段。携帯で進行を確認しつつ、現在の形勢を解説する)

将棋会館に隣接する鳩森八幡神社では、本日17時から「千駄ヶ谷の冨士塚・開運山開き大祭」が開催されることもあり、にぎやかでした。

今週7日(金)には「出前で将棋めし」、普段、鍵がかかっている将棋堂が開かれる「『将棋堂』特別参拝」のイベントが行われる予定です。

Pen33748

Pen33745

Pen33735

Pen33732(今月が見頃のハナショウブ)

Pen33751_2

※この写真の撮影には、PENTAX K-3 II を使用しております。

Joryu_ouza20190603020156

図は直前の▲7四歩に△7三歩と合わせたところ。以下▲7五銀右△7四歩▲6四銀△6三歩▲5五銀△7五歩▲8七銀(第2図)と進行しました。Joryu_ouza20190603020163 押さえ込まれ気味だった加藤女流2級ですが、第2図まで進むと景色が一変、先手の厚みを消し去りました。形勢も互角近くに戻っているようです。

Joryu_ouza20190603020155 図は14時20分の局面。山田女流四段は左辺の厚みを生かして押さえ込みを目指しています。▲7五銀右~▲6七飛のような順がわかりやすい狙いです。対する後手は暴れることができなければ苦しくなりそうですが、その順が具体的には見えにくい状況。形勢は先手がリードしたと見られています。

Photo_25(再開後の山田女流四段。このまま後手の攻め駒を封じ込められるか)

Photo_27(加藤女流2級は押さえ込みの網を破りたい)

▲山田女流四段-△加藤女流2級戦は午前に加藤女流2級が動きを見せましたが、その後いったんは落ち着いた展開に。しかし午後に入り、今度は山田女流四段が動きました。

Joryu_ouza20190603020135_2

図以下、△3五同歩▲6六銀と進行。いよいよ本格的な戦いに入ったようです。

Photo_24(初手を指す山田女流四段)

Joryu_ouza20190603020131_2

12時、図の局面で加藤女流2級が8分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲山田女流四段41分、△加藤女流2級1時間18分。昼食の注文は両者ともありません。対局は12時40分に再開されます。

Photo_14(昼食休憩時の雲鶴)Photo_15 (実際の盤面)

Photo_16(タブレットには残り時間が表示されている)

※この写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3を使用しております。