2019年6月24日 (月)

Img_9609_i01 (室田伊緒女流二段)

――対戦相手の印象
室田 九州にお仕事にいったとき、強い子がいるということで名前は知っていました。居飛車党でよく勉強されていて、形勢を悪くしても粘り強く指すという印象です。

――本局の振り返り
室田 途中は全然分からなくて……最後も詰み筋が見えるまではちょっと。80手目△4五金を打たれたところで詰む詰まないを考えましたけど、難しすぎて本当に勝っているのかよく分かっていませんでした。どこかで△7一歩は常に気にしていましたけど、すぐに打たれるのかどうか。最後まで難解だったと思います。

――本戦への抱負
室田 どなたに当たっても強敵が続きます。その中で、持ち時間が3時間の将棋が指せるのはうれしいですね。じっくりと考えたいほうですので。

――ファンに向けて
室田 せっかく本戦入りしたので、一局一局大事に指していきます。

以上で本局の中継を終了致します。ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。次回は6月27日(木)の鈴木環那女流二段-伊奈川愛菓女流初段戦です。どうぞお楽しみに。

Joryu_ouza201906240101_101▲室田-△松下アマ戦は16時4分、101手で室田女流二段の勝ちとなりました。消費時間は▲室田2時間45分、△松下アマ2時間35分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。勝った室田女流二段は本戦進出を決めました。

Joryu_ouza201906240101_80ここで▲4五同馬△同歩▲4四歩△3三金に▲4三桂(変化図)が厳しいと棋士室ではいわれています。以下△6二歩で先手の攻めを遅らせようとしても、続く▲5三銀が△9七角成を許さない追撃だということです。15時20分、室田女流二段が30分以上の長考に沈んでいます。果たして踏み込むのか、それともここまでの流れに沿って守るのか。

_85

Img_9466_z_muro03 (朝の様子)

Joryu_ouza201906240101_72棋士室では少し前まで先手よしだといわれていましたが、室田女流二段が受けの手を多く入れたことで松下アマにも攻めの取っ掛かりができつつあります。村田顕弘六段は「形勢の差が詰まった印象」として、先手持ちながらも微差と見ています。

Img_9450_z_matu02 (朝一の松下アマ。背筋を伸ばして集中していた)

Joryu_ouza201906240101_5513時15分の局面。室田女流二段はと金を作り、後手の攻めに対しては守り主体の対応をしています。▲8三角は棋士室で「振り飛車党らしい手」との評判ですが、以下△8八飛の反撃があるためまだまだ難しい局面が続きそうです。

Img_9519_zmuro02b (室田女流二段は受けきることができるか)

Joryu_ouza201906240101_4812時、図の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲室田1時間13分、△松下アマ43分(持ち時間各3時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。昼食の注文は両者ともにありませんでした。対局は12時40分に再開します。

Img_9547_h_heya (12時5分、対局中さながらの両者)

Img_9446_heyawari (御上段の間を使用。本日の関西将棋会館では、本局のみ行われている)

Joryu_ouza201906240101_4211時頃の局面です。松下アマの速攻に対して、室田女流二段はやわらかな反撃(35手目▲9五角)を交えて揺さぶり返しました。いまは松下アマが攻めをつなごうと△6二飛と寄ったところ。以下▲6八飛には△1三角以下の激しい変化が狙いだと、棋士室の西川和宏六段は予想しています。ただし形勢は、玉の囲いの深さが違う分だけ先手ペースだといわれています。

Img_9493_z_muro (朝の室田女流二段)