現地イベント開始
午前のおやつ
戦型はゴキゲン中飛車対超速▲3七銀戦法
後手番になった里見女流王座は、得意のゴキゲン中飛車を採用しました。先手番の清水女流六段は超速▲3七銀戦法で対抗しています。図は10時45分頃の局面。清水女流六段が15分の考慮で▲9五歩と端の位を取って主張点を作ると、里見女流王座はすぐに△5六歩と飛車先の歩を切りにいきました。
対局開始
開始前の対局室(2)
開始前の対局室(1)
川原町
本日のスケジュール
前夜祭(8)
前夜祭の締めとして、山崎八段、長沼七段、長谷川女流二段、山口女流1級が壇上で明日の展望を語りました。
――明日はどんな将棋になるでしょうか。
山崎 両対局者、尊敬し合っているだけあってリラックスされていましたので、逆に明日はいい緊張感で、午前中からピリッとした、凛とした空気感のある将棋になるのではないかと思います。
――岐阜県のご出身だということですが。あとは両対局者の印象などもお願いします。
長沼 現在の郡上市の出身です。愛知県の藤井聡太先生の影響ですかね、東海地方はすごく将棋が盛んになっています。ご理解ある知事様、市長様がいてありがたいですね。清水さんはあいさつが神がかっているといいますか、素晴らしいですよね。里見さんは将棋が強く、勉強になります。今度、当たるんですけどね(第67期王座戦予選)。
――明日はどういったところに注目していますか。
長谷川 両者、形勢がよくなると寄せが速いですし、悪くなっても粘りがすさまじいです。本当に最後の最後まで分からない熱戦が繰り広げられるのではないかと思います。
――明日の注目点はどこでしょう。
山口 今日の観光の記念撮影のときに、お二人で船に乗っていたのですが、清水さんが里見さんに「自撮りしましょう」と声を掛けていて。私なら明日戦う相手と、なかなかそこまで計算じゃない仲のよさというのはできないと思うので、明日は本当に、盤上で心置きなくぶつかる将棋が見られるのではないでしょうか。
(リコージャパン株式会社岐阜支社長の林徹也氏による閉会のあいさつでお開きとなった)
本日のブログ更新は以上で終了です。