（感想戦は投了の局面のまま口頭で行われた）

（挑戦者決定戦進出を決めた伊藤女流二段）

（女流王座を過去に４期獲得している加藤初段。今期は準決勝で敗退）

本局の中継ブログは以上で終了いたします。ご観戦ありがとうございました。

114手で伊藤女流二段が制して挑戦者決定戦進出を決めました。終局時刻は16時45分。消費時間は、▲加藤２時間33分、△伊藤２時間40分。勝った伊藤女流二段は清水市代女流六段と挑戦者決定戦を戦います。

▲５二とに△同銀と応じたのが図の局面。大駒２枚が当たっていて先手は忙しいところだ。何かうまい順をひねる出せるかどうか。加藤初段にとっては正念場だ。

（後手の伊藤女流二段がペースを握ったように見える）

（再開後の一手、△２四同角を着手する伊藤女流二段）

（△２四同角に前傾姿勢の加藤初段）

※この記事の写真は、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 で撮影しました。

▲２四歩に伊藤女流二段が７分使って昼食休憩。消費時間は、▲加藤初段43分、△伊藤女流二段55分。対局は12時40分に再開される。
昼食の注文は加藤初段が「ブリ大根煮定食」（みろく庵）、伊藤女流二段はなし。

（写真は開始前、振り駒の様子）

先手の矢倉に対して、後手が△６二玉と右玉にしたのが図の局面。△６二玉に▲４七銀と進行した。先手は歩の下から駒を進め、じっくりとした展開が予想される。

（本局は右玉を採用した伊藤女流二段）

（両者は第５期に五番勝負で女流王座を争っている。当時の加藤女流王座に伊藤女流二段が挑み、３勝２敗１持将棋で加藤女流王座防衛という結果だった）

（伊藤女流二段）

（加藤初段は第１期から第７期まで、すべて五番勝負に登場している。今期はどうか）

（定刻の10時、対局が開始されました。先手番になった加藤初段は初手▲２六歩）

（加藤初段の▲２六歩に対して、伊藤女流二段は△３四歩を着手する）

第８期リコー杯女流王座戦（主催：株式会社リコー、特別協力：日本経済新聞社）本戦トーナメント準決勝。伊藤沙恵女流二段－加藤桃子奨励会初段戦は８月29日（水）東京・将棋会館「銀沙」で10時対局開始。
持ち時間は各３時間で、先後は振り駒で決定されます。

中継は吟が担当します。どうぞよろしくお願いいたします。

【株式会社リコー】
http://www.ricoh.co.jp/

【日本経済新聞】
https://www.nikkei.com/

中盤からリードを広げた清水女流六段。最後は難しそうな局面もあったが、正確に寄せきった。

岩根女流三段は、飛車切りの勝負手で迫ったが届かなかった。

感想戦は18時40分頃まで続いた。

以上で本局のブログ更新を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。