上田、踏み込む
粘りの姿勢
飛車切りから自陣に金を打ちつけ、粘りの姿勢を見せている磯谷7級。後手持ちの形勢ではあるものの、自玉を固めて相手に決め手を与えません。
(やや苦しい局面を迎えている磯谷7級。粘りが功を奏す展開になるか)
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。
急所の飛び出し
一直線の攻め合い
△3七歩成に対して、磯谷7級は▲2三と、と攻め合いました。以下、△4七と▲2四と△3八飛成▲4七金△同竜▲3三と、と進んでいます。互いに一歩も譲らない攻め合いで、いよいよ終盤戦の入り口が近づいています。
(一気に激しい流れになった)
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。
後手持ちの形勢
13時50分頃の局面です。中継室には千葉幸生七段が来訪していて、現局面を見て「後手が指しやすい」という形勢判断をしました。
桂得なのが大きく、先手の攻めを受け止めやすいということです。千葉七段はここから、▲6五歩△同歩▲5四銀を指摘しました。△6六桂のキズが生じますが、▲4三銀成と攻め合ってどうかという読みです。
(中継室の千葉七段)
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。
上田女流四段が駒得を果たす
上田女流四段はじっと△2五歩と突きました。次の狙いは△2四銀から先手の飛車を圧迫することにありそうです。対する磯谷7級は▲2五同桂と応じました。△2四銀や△2四歩で桂は取られそうですが、代わりに飛車の動きをスムーズにできています。実戦は▲2五同桂△2四歩▲3七銀△2五歩▲4六銀と進みました。後手の桂得に対し、先手はもりもりと銀を繰り上がりました。3筋の攻防が続きます。
(巧みな動きで桂得を果たした)
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。
12時40分、対局再開
12時40分に対局が再開されました。
(昼食休憩時の局面、△3二飛まで)
(磯谷7級は昼食を早めに済ませ、対局室に戻っていた)
(両者の残り時間)
(上田が着座すると、すぐに再開の声がかかった)
(対局再開時の両者)
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昼食休憩
12時、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲磯谷1時間7分、△上田49分。昼食の注文は、上田女流四段がみろく庵の玉子ぞうすい、磯谷7級がほそ島やのきつねうどん。対局再開は12時40分です。
(上田女流四段が注文した玉子ぞうすい)
(磯谷7級が注文したきつねうどん)
※写真の撮影には、リコーイメージング株式会社のPENTAX K-3 を使用しております。