本戦進出、ならびに女流2級昇級を決めた藤井新女流2級にインタビューしました。
――本局を振り返って。勝負どころを教えてください
藤井 △5五歩(36手目)と仕掛けたところは、ほかにもいろいろな手があったと思うのですが、自分としては黙ってゆっくりした展開はよくならないと思っていきました。感想戦でも出てきたとおり、結果的に無茶をしてしまったかなあという印象です。本譜は思ったよりも攻めがつながったので、びっくりしています。
――本戦進出が決まりました。感想と意気込みをお願いします
藤井 アマチュアのときにリコー杯に出させていただいたときは、一次予選で負けて帰ることしかできませんでした。いま、二次予選が初めてのうえに勝ったこと、対局があることはうれしいです。序盤をもっと修正して、次も頑張りたいと思います。
――ファンの方々に向けて
藤井 2017年は7連敗でスタートしたので、皆様にいろいろハラハラドキドキ、明らかにハラハラさせてしまいました。自分にとって、いまの状態は本当に信じられない奇跡のような気がするので、気を引き締めてこれからも頑張っていけたらなと思います。
――女流2級昇級を果たしました
藤井 ずっとひとりではここまで来られませんでした。いろいろな方々に本当に支えていただきました。『人の間に生きるから人間て書くんだよ』のような言葉がありますが、そのとおりだったんだなというくらい多くの方々に支えていただけました。変わらずにこれからもお世話になると思いますが、頑張っていきたいと思います。
以上で本日の中継を終わります。次の二次予選の対局は明日、東京・将棋会館で行われる竹俣紅女流初段-里見咲紀女流初段戦です。本日はご観戦くださいましてありがとうございました。










106手で藤井女流3級の勝ちとなりました。終局時刻は15時39分。消費時間は▲中澤3時間0分、△藤井1時間55分(チェスクロック使用)。この勝利によって藤井女流3級は女流2級に昇級です。
▲4二同角成なら後手玉が詰まない形になり、△8八飛▲9七玉△8九飛成と迫って後手の勝ちになります。藤井女流3級が勝ちに大きく近づきました。
中澤女流初段は▲5三角と打って手番を渡しました。△8八飛▲9七玉△8九飛成とされたときに後手玉の詰みが見つかっていません。果たして、藤井女流3級は逃げきることができるでしょうか。
△5五歩▲5七歩の交換が入り、先手から攻防に▲5五角と打つ手が消えました。後手の攻めは3枚ながら、振りほどくのは容易でないようです。先手は▲9八玉で耐えるかどうか。
中澤女流初段は玉を中段に上がって押さえ込みを図り、藤井女流3級は必死に攻め続けています。上図は王手に銀を打ったところ。中澤女流初段は▲7六玉との選択で▲5七同金△同桂成▲3四金と駒得を主張し、以下△6七金▲7六玉△5五飛▲8六歩△6八成桂▲4六角と進みました。対して△5六飛か、△5九飛成か。大きな選択になるようです。

再開直後の▲6六銀打に対し、△5六銀と絡みました。▲5六同銀は△同角が王手で、△4七角成の狙いが残ります。上図以下、▲5八金上△6七銀成▲同金直△7六銀▲5六銀△6七銀不成▲同金△7六金。
藤井女流3級は△5六角を見せて6七の駒を取っては7六に打って絡みました。途中、手順が一巡しながらも中澤女流初段は▲4六金と千日手を打開。
以下、△6七金▲同玉で新しいステージに移っています。






