感想戦の様子(2) (勝った室田女流二段は、2回戦で中村真梨花女流三段-西山朋佳奨励会三段戦の勝者と対戦する) (敗れた長谷川優貴女流二段。初の本戦進出も、1回戦で姿を消した) (感想戦が終了し、一礼を交わす両者) 以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。次回は明日7月21日(木)に、中井広恵女流六段-室谷由紀女流二段戦と、甲斐智美女流五段-中澤沙耶女流初段戦の本戦1回戦2局が行われます。そちらの中継もどうぞお楽しみに。
先手優勢 図は15時45分ごろの局面。後手玉は先手にもう1枚桂が入ると▲5四桂以下詰みがあります。現局面から△7九飛には▲5九歩で、以下△7八飛成なら▲6五桂が厳しく先手優勢。また▲5九歩では▲6九金と手堅く金を投入する手もありそうです。
千田翔太五段の見解 図は15時15分ごろの局面。千田翔太五段は「8三の竜と7一玉の関係は、先手にとってあまりうれしくないものです。先手は攻め込んでも竜に当たってくるので。いやー、ちょっと分からない局面ですね。すぐに先手が決め切れる局面という感じでなく、先手陣は△3七歩成から荒らされますし。一応私の読み筋として、▲6四角△同銀▲7二歩△同金▲3一飛△6一桂▲8六竜(下図)で、そう進めば先手よしと見ます」と、解説しました。ただし手順中、▲6四角に△3七歩成で勝負される順が、ちょっと怖いとのことです。 (解説を終えると、千田翔太五段は練習将棋を始めた)
長谷川女流二段の反撃 図は14時45分ごろの局面。長谷川女流二段は△3六歩反撃に出ました。以下、▲7五角△3七歩成▲同銀△3六歩▲4八銀△4五桂(下図)と進んでいます。 (棋士室に姿を見せた山口絵美菜女流2級。すぐにパソコンで本局の進行を確認していた)
決断の攻め 図は14時10ごろの局面。室田女流二段は▲7三歩と銀取りに歩を打ちました。以下△同桂に▲8三飛成△同銀▲7三角成と、飛車を切る決断の攻めを敢行すると棋士室では見ています。 (棋士室で盤を前に話し込む棋士たち。左から宮本広志五段、矢倉規広七段、本間博六段、山崎隆之八段、脇謙二八段、星野良生四段)
勝負どころ 図は13時15分ごろの局面。ここから▲9五角△9四飛▲9六歩(下図)と進行しました。室田女流二段は端を角に飛び出したことで、後手陣にプレッシャーを掛けています。 (昼食休憩時、対局再開を待つ室田女流二段)
対局再開 12時40分になって対局が再開されると、長谷川女流二段はすぐに△6五銀を着手しました。 (対局再開直後の両者) (△6五銀を指す長谷川女流二段) (△6五銀を見て、口元に手をやった室田女流二段)