2015年11月28日 (土)

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時刻は17時を回りました。残り時間は▲伊藤女流二段34分、△加藤女流王座9分。

先手が攻め続けていますが、△9六桂から飛車を打ち込む筋(▲7九玉なら△2九飛、▲9八玉なら△2八飛)があり、簡単ではないようです。先手が指せるとは言われ続けています。

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(斎藤・香川ペアから糸谷・山崎ペアにバトンタッチ)

斎藤「すみません、マイクの調子が悪くなったのでしばらく1本でお願いします」
糸谷「では私は実力でいきます!」
山崎「地声、でしょう」
糸谷「ああ、そうでした」

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(マイクを手にして退室する斎藤六段。マイクは電池切れのようだ)

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(解説がスタート)

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(地声の力強さもあって、きびきびと解説していく)

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(「ゴン!」と控室に鈍い音が響く。糸谷竜王が鴨居に頭をぶつけてしまった。芝苑の鴨居は、西洋建築に慣れている身には注意が必要だ)

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千田五段「私は去年3回、今日も1回ぶつけました」(その後、もう1回ぶつけていました)

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(3人は立ったまま口頭で検討を続けていた)

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伊藤女流二段が考えています。「ここでまた考えるようでは、逆転していてもおかしくない」と言われています。

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図は△3三歩と受けに回った局面。先ほどまで検討していた形とは若干異なりますが、検討されていた▲1三角成や▲2三桂の筋で寄らないのか、調べられています。

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(△3三歩に意外そうな表情を見せる検討陣)

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(千田五段はソフトに指し手を入力させている。電源のあるスペースに移動して、終始ソフトを動かしている)

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(最終組、2回おやつを食べることになっていた棋士に代わり、糸谷哲郎竜王が参加した)

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(糸谷哲郎竜王)

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(糸谷竜王は将棋界きってのスイーツ通として知られる)

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(大盤解説会は香川女流三段と斎藤六段が出演)

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(15時50分頃の控室)

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(大盤解説会では長沼洋七段と西川和宏五段が解説している)

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(イベント参加者と棋士が一緒におやつを食べる企画。出演者が「食べきれない」ということで北浜健介八段が参加している)

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図の局面で加藤女流王座が20分以上考えて、残り1時間を切っています。60手目△9五歩に対して▲3四銀ではなく▲2一とと指したあたりでは差が縮まったと言われていましたが、現在は依然として先手優勢と言われています。

図で△3三歩と受けるのは▲1三角成があります。以下△1二歩▲2三桂△2二金(△1三歩は▲1二銀以下詰み)▲同馬△同玉▲3一金△3四歩▲2四銀(参考図)と進むと、後手玉は受けが難しい形です。

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(控室に長沼洋七段が来訪。北浜八段と上座の譲り合いが始まる)

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(下座に座った長沼洋七段)

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(検討で使われている駒は静山作の水無瀬書。本来ならば対局で使われる逸品)

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(ちょうどそこに糸谷哲郎竜王が到着。早速上座に案内され、固辞するも押し切られる)

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(竹内四段、西川五段らが検討を覗き込む)