2015年7月22日 (水)

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△6一歩に中村女流三段が5分使って昼食休憩に入った。
消費時間は▲中村女流三段47分、△渡部女流初段58分。対局者13時に再開される。

Dsc_0027 (△6一歩の局面で昼食休憩)

Dsc_0030 (休憩中の銀沙。手前が▲小野アマ-△西山奨励会二段戦。奥が▲中村真女流三段-△渡部女流初段戦)

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▲小野アマ-△西山戦は上図から後手が猛攻を開始しました。▲1六同歩△3六歩▲同歩△1六香▲同香と香を捨ててから△3六飛と走りました。先手は玉を逃げつつ時間を稼ぎ、攻め合いにもちこみたいところです。

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(西山奨励会二段は積極的に打って出た)

Image_13(小野アマは受けに回る)

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図は中村女流三段が16分の考慮で▲6四歩と突いた局面。中村女流三段は「マリカ攻め」と呼ばれる強烈な攻めが持ち味。▲6四歩に対し、角と歩どちらで応じても先手は▲5五銀と出るだろう。後手は△8六歩の突き捨てを入れるかどうか。ただし▲同角で指しすぎになることも考えられる。

Dsc_0021 (棋風通り積極的に動いていった中村女流三段)

おはようございます。

本日7月22日(水)は第5期リコー杯女流王座戦本戦1回戦より以下の2局の中継を行います。

中村真梨花女流三段 対 渡部愛女流初段

http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/5/joryu_ouza201507220101.html

西山朋佳奨励会二段 対 小野ゆかりアマ

http://live.shogi.or.jp/joryu_ouza/kifu/5/joryu_ouza201507220201.html

対局はどちらも10時から、東京・将棋会館「銀沙」にて行われます。持ち時間は各3時間。先後は振り駒にて決定されます。

本日はよろしくお願い致します。

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※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しました。

2015年7月17日 (金)

Img_9640感想戦は1時間以上に渡って詳しく行われた。

Img_9598相手の攻めを余してカウンターを決めた伊藤女流初段。

Img_9628敗れた香川王将。明確な悪手は見つからなかった。

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【伊藤沙恵女流初段の談話】
――香川女流王将は奨励会で切磋琢磨した間柄ですが意識されましたか。
「互いに手の内は知り尽くしていると思いますが、対局自体はいつも通りに臨みました」

――本局を振り返っていかがでしたか。
「本当に一手一手難しくて、全然分かりませんでした。△4四角(44手目)に▲5三桂成や不成の変化なら、あまり自信がありませんでした。本譜はと金を作られましたが、その後厳しい攻めがこないので」

――準決勝に進出しました。
「目の前の対局のことを考えるので精一杯です。一局一局ベストを尽くして力を出し切れるようにしたいと思っています」

本局の中継はこれで終了いたします。
ご観戦誠にありがとうございました。