前夜祭(8)
前夜祭(7)
(立会人・淡路仁茂九段のあいさつ)
加藤桃子女王のあいさつ
「今回大阪での対局ということでしたが、たくさんの方々から歓迎を受けまして、大変嬉しく思っています。明日の対局場である芝苑様には、前期の第1局の対局で来させていただき、大変お世話になりました。ただその時にひとつ忘れ物をしてしまいました。それは何かといいますと(芳名帳への)落款の押し忘れで、結局押せないまま現地をあとにすることになりました。いつか押しに行かないと、と思っていたのですが、あれから1年、こうして対局者として戻ってくることができて、本当に嬉しく思っています。
今期は西山さんから五番勝負を通じて、感覚や勝負術など教わることが大変多く、またお話させていただいて感じることは、とてもしっかりしていらっしゃるなという印象です。
そんな西山さんに、明日は思い切りぶつかっていきたいと思います。よろしくお願いします」
西山朋佳・奨励会二段のあいさつ
「第1局、第2局とそれぞれ素晴らしい対局場を用意していただいたきまして、そしてこの第3局では大阪出身の私にとって、近くて遠い存在であり、これまで数々の激闘が繰り広げられてきた芝苑で指させていただくことになり、大変光栄に思っています。
明日の対局ではいつもお世話になっている方々や、応援してくれる方のために、感謝の気持ちを込め1手1手指していきたいと思っています。
ここまで完敗続きですが、奨励会二段の面目躍如のためにも明日は頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
(西山二段の出身教室である大阪狭山市の「若駒会」で将棋を習うこどもたちから花束が贈呈された。このあと、両対局者は一足先に前夜祭会場を後にした)
(あいさつ書き起こし…潤記者)
前夜祭(6)
前夜祭(5)
(ここでサプライズ。先日紫綬褒章を受章した谷川浩司九段に花束が贈呈される)
(プレゼンターは村田智穂女流二段)
(記念撮影)
(撮影の邪魔にならぬよう、ステージの端に寄った若手棋士たち)
(谷川九段のあいさつ)
前夜祭(4)
前夜祭(3)
前夜祭(2)
前夜祭(1)
検分
両対局者は新幹線で東京から大阪に移動し、その後16時過ぎに芝苑に入りました。お茶を一席いただいた後に検分が行われました。
(対局場は芝苑の4階「ふるさと」の間。過去に全日本プロトーナメント、棋王戦、マイナビ女子オープンなどタイトル戦や決勝戦が指されている。リコー杯では昨年の第1局に続いて2回目の対局)
(駒を桐箱から取り出す加藤桃子女王。今回は芝苑所蔵の駒が3種類用意され、その中から1つ選ばれた)
(西山朋佳・奨励会二段。大阪府大阪狭山市出身で、地元での対局になる)
(記録係は桝田悠介三段。立会人は淡路仁茂九段。今回は駒桜イベントの参加者に終局後の棋譜用紙のコピーが手渡される。そのため「書く文字がきれいな奨励会員が選ばれた」とのうわさを桝田三段にぶつけたところ、「えっ」と絶句していた)