2014年7月18日 (金)

千駄ヶ谷にある将棋会館は1976年に建設された。大山康晴十五世名人が寄付を集めるなど尽力した。対局室は4階に特別対局室・高雄・雲鶴・棋峰・飛燕・銀沙が、5階に香雲があり、日々の対局に使われている。2階には道場があり毎日多くの人々が訪れ、1階の販売コーナーには将棋関連書籍のほか、盤や駒、扇子などの道具が並ぶ。
また館内にはリコー製のプリンタが置かれ、棋譜のコピーなどに使われている。

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※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

二人の本棋戦成績を紹介する(対局者の肩書・段位は当時のもの)。矢内女流五段は今回が2回目の本戦進出、中村女流二段は4期連続の本戦出場。中村女流二段は過去2回、あと1勝で挑戦者決定戦進出というところで敗れている。

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■矢内理絵子女流五段

第1期
二次予選 ○小山田友希アマ
本戦   ●竹部さゆり女流三段

第2期
一次予選 ○田村真理子アマ
二次予選 ●本田小百合女流二段

第3期
一次予選 ●中倉宏美女流二段

第4期
一次予選 ○中倉彰子女流初段
二次予選 ○山根ことみ女流2級


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■中村真梨花女流二段

第1期
二次予選 ○井道千尋女流初段
本戦   ○山口恵梨子女流初段
本戦   ○中井広恵女流六段
本戦   ●清水市代女流六段

第2期
本戦   ○石橋幸緒女流四段
本戦   ○島井咲緒里女流二段
本戦   ●本田小百合女流二段

第3期
本戦   ●鈴木環那女流二段

第4期
一次予選 ○村田智穂女流二段
二次予選 ○渡部愛女流初段 


※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

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中村女流二段が得意の四間飛車に構え、矢内女流五段は居飛車穴熊に。両者の得意形で、中村女流二段といえば▲6六銀と銀を上がって勢いよく攻める、6六銀型を愛用していることで知られる。ところが本局では居玉のまま▲4五歩(図)と突き、戦いを起こしていった。言わずと知れた「藤井システム」の戦いだ。後手の陣形の不備を突くことができるか、先手の居玉がたたる展開になるのか。一手の緩みが負けにつながる戦型だ。

二人は礼を交わしたのち、大橋流で駒を並べていく。駒を並べ終えると記録係の真木野芳紀1級(19歳、佐藤康光九段門下)が矢内女流五段の振り歩先で振り駒を行った。結果はと金が3枚。中村女流二段の先手に決まった。

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Imgp0737(矢内理絵子女流五段)

Imgp0749(中村真梨花女流二段)

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※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

第4期リコー杯女流王座戦は本戦が進行中。7月18日(金)にはベスト8最後の一枠が矢内理絵子女流五段と中村真梨花女流二段で争われる。2回戦へ駒を進めるのはどちらか。場所は東京・将棋会館、対局開始は10時。
インターネット中継は、棋譜・コメント入力を牛蒡記者が、ブログを文が担当する。
2014年7月14日 (月)

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感想戦は16時40分頃終了しました。次回中継は7月18日(金)に、本戦1回戦、矢内理絵子女流五段-中村真梨花女流二段戦が行われます。こちらの対局も、是非ご観戦下さい。

以上で本日の中継を終了致します。御観戦いただきましてありがとうございました。