千駄ヶ谷にある将棋会館は1976年に建設された。大山康晴十五世名人が寄付を集めるなど尽力した。対局室は4階に特別対局室・高雄・雲鶴・棋峰・飛燕・銀沙が、5階に香雲があり、日々の対局に使われている。2階には道場があり毎日多くの人々が訪れ、1階の販売コーナーには将棋関連書籍のほか、盤や駒、扇子などの道具が並ぶ。
また館内にはリコー製のプリンタが置かれ、棋譜のコピーなどに使われている。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
千駄ヶ谷にある将棋会館は1976年に建設された。大山康晴十五世名人が寄付を集めるなど尽力した。対局室は4階に特別対局室・高雄・雲鶴・棋峰・飛燕・銀沙が、5階に香雲があり、日々の対局に使われている。2階には道場があり毎日多くの人々が訪れ、1階の販売コーナーには将棋関連書籍のほか、盤や駒、扇子などの道具が並ぶ。
また館内にはリコー製のプリンタが置かれ、棋譜のコピーなどに使われている。
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二人の本棋戦成績を紹介する(対局者の肩書・段位は当時のもの)。矢内女流五段は今回が2回目の本戦進出、中村女流二段は4期連続の本戦出場。中村女流二段は過去2回、あと1勝で挑戦者決定戦進出というところで敗れている。
■矢内理絵子女流五段
第1期
二次予選 ○小山田友希アマ
本戦 ●竹部さゆり女流三段
第2期
一次予選 ○田村真理子アマ
二次予選 ●本田小百合女流二段
第3期
一次予選 ●中倉宏美女流二段
第4期
一次予選 ○中倉彰子女流初段
二次予選 ○山根ことみ女流2級
■中村真梨花女流二段
第1期
二次予選 ○井道千尋女流初段
本戦 ○山口恵梨子女流初段
本戦 ○中井広恵女流六段
本戦 ●清水市代女流六段
第2期
本戦 ○石橋幸緒女流四段
本戦 ○島井咲緒里女流二段
本戦 ●本田小百合女流二段
第3期
本戦 ●鈴木環那女流二段
第4期
一次予選 ○村田智穂女流二段
二次予選 ○渡部愛女流初段
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。
中村女流二段が得意の四間飛車に構え、矢内女流五段は居飛車穴熊に。両者の得意形で、中村女流二段といえば▲6六銀と銀を上がって勢いよく攻める、6六銀型を愛用していることで知られる。ところが本局では居玉のまま▲4五歩(図)と突き、戦いを起こしていった。言わずと知れた「藤井システム」の戦いだ。後手の陣形の不備を突くことができるか、先手の居玉がたたる展開になるのか。一手の緩みが負けにつながる戦型だ。
二人は礼を交わしたのち、大橋流で駒を並べていく。駒を並べ終えると記録係の真木野芳紀1級(19歳、佐藤康光九段門下)が矢内女流五段の振り歩先で振り駒を行った。結果はと金が3枚。中村女流二段の先手に決まった。
※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。