中村女流二段が得意の四間飛車に構え、矢内女流五段は居飛車穴熊に。両者の得意形で、中村女流二段といえば▲6六銀と銀を上がって勢いよく攻める、6六銀型を愛用していることで知られる。ところが本局では居玉のまま▲4五歩(図)と突き、戦いを起こしていった。言わずと知れた「藤井システム」の戦いだ。後手の陣形の不備を突くことができるか、先手の居玉がたたる展開になるのか。一手の緩みが負けにつながる戦型だ。
2014年7月18日 (金)
中村女流二段が得意の四間飛車に構え、矢内女流五段は居飛車穴熊に。両者の得意形で、中村女流二段といえば▲6六銀と銀を上がって勢いよく攻める、6六銀型を愛用していることで知られる。ところが本局では居玉のまま▲4五歩(図)と突き、戦いを起こしていった。言わずと知れた「藤井システム」の戦いだ。後手の陣形の不備を突くことができるか、先手の居玉がたたる展開になるのか。一手の緩みが負けにつながる戦型だ。