2014年7月25日 (金)

Ns118後手の追い上げがあったが、図で▲4四同竜△同馬▲同角と進めたのがうまい。▲4四同角の局面は▲1一角成の香取りと▲8七角の王手飛車取りが残っている。先手が危機を脱して再び優勢になったようだ。

A073 (西山奨励会初段。終盤の荒波を乗り切ったか)

Ns106ss106手目△4四馬は詰めろ、かつ、と金取りになっている。実戦は▲3六歩で詰めろを解除したが、中継室を訪れた某棋士は「これはヨリが戻った」という。▲3六歩では▲4三金があった。以下△4三同馬▲同と△同玉▲8七角(参考図)が▲6三竜以下の詰めろで飛車取りになる。

Ns110実戦は▲3六歩△5三馬▲6六角△3三桂打(110手目)で西山奨励会初段の手が止まった。この桂は▲1一角成と▲3三金の両方を受けている。某棋士は「異変に気づいたのではないか」と西山奨励会初段の心中を推測している。

Ns103図の局面で残り時間は▲西山1時間29分、△清水21分。消費時間に1時間の差がついた。西山奨励会初段は早指しで知られる。苦しかった序中盤は時間を使っていたが、終盤になって小気味のいい早指しが戻ってきた。手ごたえを感じているのかもしれない。

Ns90駒割りは先手の香得になった。遠山五段は図の数手前から「先手持ち」と話している。形勢は逆転したようだ。後手は中盤の大駒交換を避けるべきだったかもしれない。
図で先手は銀取りに▲9三竜としたくなるが、▲9二竜で後手に駒を使わせるのが細かい利かしになる。後手はしばらく耐えて1筋攻めに活路を求めたい。△1五歩はすでに入っている。

Ns81図は依然として後手桂得。しかし▲5四歩と▲7一飛が入ったことで、先手も戦える形になった。西山奨励会初段の力が出そうな展開だ。9九香と8一桂・9一香を取りあえば駒の損得も互角になる。それを踏まえると後手のリードは微差といえそうだ。後手は1筋攻めを狙ってみたいが、その余裕があるかどうか。中継室を訪れた遠山雄亮五段は「先手が食いつきました。十二分に勝負形になっています」と話す。

E004 (遠山雄亮五段)

Ns69後手の歩が先手の駒を押さえ込みつつあるなか、西山奨励会初段は金銀で中央突破を図った。しかし図で△7七歩成が利く。(1)▲7七同飛は△同飛成▲同桂△5六銀▲同銀に△7七角成。(2)▲7七同桂は△5六銀▲同銀△7七角成。どちらの変化も後手が桂得で大駒を成り込める。後手の模様の良さがいよいよ具体的な戦果につながりそうだ。

D135
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。

日本将棋連盟女流棋士会は今年春に女流棋士誕生40周年を迎えた。6月29日(日)には「女流棋士発足40周年記念パーティー」が行われ、多くのファンや関係者が集まった。40周年を記念して『女流棋士名鑑2014』も制作・販売されている。

【駒桜(女流棋士会ファンクラブ)】
http://komazakura.shogi.or.jp/
【女流棋士発足40周年記念パーティー レポート】
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2014/07/post_1022.html

E008_2 (『女流棋士写真集2009』は東京・将棋会館1階売店で販売中)

E010 (『女流棋士名鑑2014』も販売中。インタビューや対談の記事もある)

E013(『女流棋士名鑑2014』から、清水女流六段の写真)

E006 (清水女流六段の揮毫扇子はオンラインショップからも購入できる)

Ns56

昼食休憩前後から飛車側で押し引きが続いている。居飛車が押し込むか、振り飛車がすり抜けるか。対抗形の醍醐味ともいえる局面を迎えた。図で△7七歩成を受けて▲7八飛には△8八歩が気になる手だ。

A013 (西山奨励会初段)

13時10分に対局再開。すぐに△7三同飛▲4七金まで進んだ。先手は7三飛を目標に局面を動かしていきたい。一方、後手は2歩を手にしたので△8八歩の小技を入れやすくなった。

D011(対局再開直前)

D003 (清水女流六段。背筋を伸ばして美しい対局姿だ)

D010 (西山奨励会初段は少し前かがみになって読みを入れる)

D140 (西山奨励会初段は△7三同飛に▲4七金とした)

Ns5112時10分、図の局面で清水女流六段が11分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲西山38分、△清水1時間7分(持ち時間、各3時間)。対局は13時に再開する。

C104 (休憩中の対局室。西山奨励会初段の席にはチョコレートがあった)

C105 (使われている駒は富月師作、水無瀬書)

C123

C118
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。