ベスト4を決める最後の一戦、加藤桃子女王-香川愛生女流王将戦は8月6日(水)に行われます。お楽しみに。ご観戦ありがとうございました。
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
感想戦
終局直後
中村女流二段の勝ち
▲中村真梨花女流二段-△渡辺弥生女流初段戦は87手で中村女流二段が勝った。終局時刻は16時35分。消費時間は▲中村2時間13分、△渡辺2時間59分(持ち時間、各3時間)。中村女流二段はベスト4に進む。
先手勝勢
中継室を来訪した千葉幸生六段は「△6七香に▲7八竜で後手は継続手が難しいです」と話してくれた。中村女流二段が寄せの網をうまく絞っている。先手玉はまだ堅陣が残ったままだ。
(モニターを見つつ解説をする千葉六段)
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
先手優勢
図は▲3四銀に△4四玉と渡辺女流初段が上がった局面。ここは▲5六桂を決めてから▲7七竜と取る手がありそうだ。玉をひっぱり出された後手が苦しい。渡辺女流初段はうまく玉を泳がせることができるか。
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
室谷由紀女流初段来訪
図の△7八桂成の局面を見て中継室を訪れた室谷女流初段は「△6八成桂から△5九成桂が間に合いそうにないので先手持ちです」と話した。続けて「▲8五銀と出るのかな。△7七成桂から6七の角を取れば竜が取れますし」と話す。
(棋譜に目を通す室谷女流初段。「渡辺さんから仕掛けていったんですね」と話している)
(▲8五銀がモニターに映ると「おっ当たった」と嬉しそうな声)
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。
渡辺女流初段 残り1時間を切る
図は渡辺女流初段が9九から竜を7九へ移動させた局面。次に△5五桂が入ればいいが、▲3六香や▲3五桂など先手からの早い攻めが見える。後手は歩切れで駒台には角と桂。受けには適してない駒が並んでいる。
(△7九角まで消費時間は▲中村女流二段53分、△渡辺女流初段2時間1分。渡辺女流初段が残り1時間を切ったの対し、中村女流二段は1時間も使っていない)
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本日の千駄ヶ谷
対局再開
(休憩中もずっと盤の前で考え続けていた渡辺女流初段。再開してすぐに△4四銀を着手する)
(△4四銀にしばし考えて棋譜に目を通す中村女流二段)
※この記事の写真はリコー社製一眼レフカメラ、PENTAX K-30で撮影しています。