2014年6月25日 (水)

20140625c

飛車をさばき合う激しい展開から、▲7五同飛(図)と飛車がぶつかり大決戦になった。実戦はここから△同飛▲同角△5三銀▲7七桂△6九飛▲6一飛と進行。

20140625d

飛車を打ち合っての攻め合いだが、こうなると美濃囲いの遠さがものを言うのが対抗形の常識。先手ペースで推移していることは間違いない。将棋では「模様よし」から具体的な戦果に結びつけるまでが、最も難しい技術のひとつと言われる。本局は室田女流初段がうまく指したようだ。

今日の千駄ヶ谷は雨。関東地方では激しい雷雨の予報があり、雷鳴が轟いている。
鳩森神社には茅の輪が出されていた。6月30日は「夏越の大祓」という神事があり、茅の輪をくぐることで災厄を免れることができると言われている。

Imgp9556

Imgp9558

Imgp9560

Imgp9561

Imgp9564

Imgp9563

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

20140625b

12時10分、鈴木女流二段が△7五飛(図)と歩を取った局面で、室田女流初段の考慮中に昼食休憩に入った。消費時間は▲室田45分、△鈴木1時間24分。対局は13時に再開される。


Imgp9532

Imgp9533

Imgp9534(本局の使用駒は富月師作、錦旗書の盛上駒)

Imgp9535

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

東京・将棋会館1階は販売コーナー、2階は将棋道場がある。書籍のコーナーには今回鈴木女流二段が使っている「一直線穴熊」の定跡書もあった。2階の道場は毎日多くの人でにぎわう。道場では月に3回、土曜・祝日に不定期で指導対局を行っている。先一か月の指導対局スケジュールは下記の通り。

・6/28(土)真田圭一七段
・7/5 (土)豊川孝弘七段
・7/12(土)佐々木慎六段
・7/21(月・祝)和田あき女流3級

Imgp9531

Imgp9530

Imgp9528

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

二人の本棋戦成績を紹介する(対局者の肩書・段位は当時のもの)。鈴木女流二段はこれまで二次予選、本戦と勝ち進んでいるが、室田女流は今期が初の二次予選進出。実績で上回る鈴木女流二段に室田女流初段が挑む構図だ。

Imgp9500

■鈴木環那女流二段

第1期
一次予選 ○中倉彰子女流初段
二次予選 ●岩根忍女流二段

第2期
一次予選 ○北尾まどか女流初段
二次予選 ○室谷由紀女流初段
本戦   ●里見香奈女流四冠

第3期
一次予選 ○北尾まどか女流初段
二次予選 ○長谷川優貴女流二段
本戦   ○中村真梨花女流二段
本戦   ●伊藤沙恵奨励会1級

第4期は二次予選からの参加。


Imgp9508

■室田伊緒女流初段

第1期
一次予選 ●中澤沙耶アマ

第2期
一次予選 ●室谷由紀女流初段

第3期
一次予選 ●山田久美女流三段

第4期
一次予選 ○黄晟佳アマ
一次予選 ○野田澤彩乃女流1級


※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。

20140625a

戦型は振り飛車党の室田女流初段が中飛車を選択し、対抗形に。早い段階で▲6八銀と上がった手が珍しい指し方。というのも、△5四歩(図)と後手の反発を許すからだ。図で▲5四同歩はもちろん△8八角成で先手敗勢。よって5筋の位は消えてしまう運命だが、先手も銀を繰り出していけば歩は取り返せるので、歩の損得、手の損得はともになくなる。5筋の折衝がどちらの得になるのか、定跡から外れた戦いなので、構想力が問われる展開になるだろう。

本局の対局室は飛燕。同室の隣では倉敷藤花戦の千葉涼子女流四段ー小野ゆかりアマ戦、後ろの銀沙では倉敷藤花戦の貞升南女流初段ー渡部愛女流初段戦が行われている。記録係の平井奈穂子さんが振り駒を行い、結果はと金が4枚。室田女流初段の先手に決まった。

Imgp9493

Imgp9496

Imgp9504001

Imgp9505

Imgp9516

※この記事の写真はPENTAX K-30で撮影しています。