2014年6月18日 (水)

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―― 本局を振り返って

「よく分からない将棋で読み抜けも多く、勝ったという実感がないです。終盤も酷かったので、もっと強くならないといけないと思いました」

―― 2手目の△6二銀について

「長谷川さんが角交換振り飛車か中飛車なのか分かっていなくて、中飛車には飛車先歩突きで戦う順があるかなと思って採用しました。居飛車で来られた場合は少なくとも自分の土俵で戦うことができますので。本局は自分らしい将棋を指したいと思っていました」

―― 長谷川女流二段とはリベンジ戦でした

「前回指したときは終盤で悪手を指して負けたので、今回は絶対に勝ちたいと思っていました」

―― 関西将棋会館について

「すごくいい建物だなと。対局室もすごく立派なところで指させていただいて。また是非来たいです」

―― 本戦への意気込み

「対戦相手もまだ分かっていないので何とも言えないのですが、本局は終盤が酷かったので、次の対局に向けて強くなるよう勉強し直したいと思います」

―― ファンに一言

「本局は酷い将棋でしたので、もうちょっと勉強し直して本戦に臨むつもりです。本戦でも見ていただければ嬉しいです」

(写真=若葉、記事起こし=潤)

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本局もいよいよクライマックスです。
長谷川女流二段が懸命の粘りを見せていますが、貞升女流初段は急がず焦らず、着実に寄せの網を絞っています。1分将棋の秒読みですが、棋士室ではもう間違いはないだろう、と言われています。
2度目の本戦出場が近づいています。

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図は16時40分頃の局面。
伸ばした5筋の歩を生かして長谷川女流二段が銀を打ち込んでいきました。
形勢は後手がよいとされていますが、問題は残り時間の少なさ。
もう間もなく持ち時間を使い切って1分将棋に入るとみられています。
秒読みの中、勝利への手順を見つけられるかどうか。
まだまだ予断を許さない状況です。

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41手目▲5六歩に貞升女流初段が用意していたのは角頭を攻める△7五歩(上図)でした。
以下▲5五歩△7六歩▲8八角△6七歩▲同飛△8六飛▲8七歩△7七歩成▲同角△8七飛成▲5四歩△7六歩と進んだのが下図。銀を取られたものの最後の△7六歩が痛打で、角を逃げるのは△6七竜で飛車を取られてしまいます。
「肉を切らせて骨を断つ」一手。
急戦が見事に決まった形で、形勢は後手よしとみられています。

<消費時間>
50手目△7七歩成まで
▲長谷川 2時間20分
△貞升  2時間35分

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関西将棋会館の3階は事務室と棋士室のフロアになっています。
中継コメントにもよく出てくる棋士室では、棋士や奨励会員が検討を行ったり、研究をする場となっています。

4階には多目的ホールと和室があります。
多目的ホールでは将棋大会が行われたり、各種将棋セミナーが行われたりしています。
和室は対局時の食事場所となる他、タイトル戦の控室として使われることや、対局数が多い日には対局室として使用されることもあります。

14_2 (多目的ホール。写真は2014年4月20日に行われた第4期のアマチュア西日本大会の様子)

14_3 (4階の和室「水無瀬の間」)

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図は15時頃の局面。
両者の残り時間はおそらく1時間を切っていますが、局面はまだ中盤の入り口。
じっくりとした進行に「順位戦みたいだね」という声も聞かれます。

▲5六歩△同歩▲同金と5筋に力を集めるのが先手の狙いですが、ここで後手も手段が多いようです。棋士室の香川愛生女流王将が挙げたのは(1)△8八歩▲5五歩△8九歩成▲5四歩△6五桂(変化A図)の順と、(2)△7五歩▲5五歩△7六歩▲8八角△6五銀▲同銀△同桂▲同飛△8六飛(変化B図)の順。どちらも有力とのことで、後手にとって考え所といえる局面のようです。

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