（感想戦は19時30分ごろに終了した）

（棋譜は２枚目に突入）

第３局は静岡県静岡市の「浮月楼」にて、12月４日（水）に行われます。どうぞお楽しみに。
第３局のイベント情報はこちら。
３日の「前夜祭」と４日の「矢内理絵子女流四段講演会」は事前申込制となりますので、ご注意下さい。

（両対局者とも、頬が上気していた）

―――まずは里見女流三冠、一局を振り返っていかがでしたか。

そうですね、序盤はうまくいったと思っていたんですが、桂香を拾われてからはだんだん自信がなくなって……。

―――良くなったとおもったところは？

（104手目）△６七銀と打ったあたりで良くなったかと思いました。

―――続いて加藤女流王座、一局を振り返っていかがでしたか。

序盤はわからなかったんですけど、途中はちょっと良いかなと思っていました。ただちょっと駒が下がり過ぎてしまって……。△６七銀と食いつかれたところは負けててもおかしくないと思いました。

―――ありがとうございました。引き続き感想戦をお願いします。

（里見女流三冠は勝って１勝１敗のタイに戻した）

（加藤女流王座は優勢を守りきれなかった）

▲９七同銀に△８七竜までの詰み。加藤女流王座は金を打たれてしばらくしてから、駒台に手をやり投了を告げた。五番勝負第２局は里見女流三冠が制してスコアを１勝１敗のタイに戻した。第３局は12月４日（水）、静岡県静岡市「浮月楼」で行われる。

（一度は止まった検討陣。再び検討の手が動き始めた）

時刻は18時15分。両者ほとんど時間がない中、手数は133手に達しました。里見女流三冠は先手玉を仕留めきることができるでしょうか。

114手目△７六銀で後手の勝ち筋に入ったと見られていましたが、検討ではこの▲４四角の時に後手がどうやって勝つのか、具体的な手段は見つかっていませんでした。加藤女流王座も簡単には土俵を割りません。

図の▲８六飛を見て「飛車！？」と控室がどよめきました。継ぎ盤では△９五角▲６八歩△７八銀成▲同玉△８六角▲同歩に△７六銀（参考図）が並べられ、

「これは（先手）だめだね」「飛車を打っちゃあだめだよね」の声。里見女流三冠の辛抱実って、ついに形勢の針が後手に傾いたようです。

一時はだいぶ先手が良いのではと言われていましたが、現局面の形勢判断は不明。
「逆転もあるか？」「（先手）自信ないです」という声が増えてきました。

（指導対局を終えた山口女流初段。おもむろに野田澤彩乃女流１級に抱きつく）

（同じタイミングで指導対局を終えた藤田女流初段と飯野女流２級も輪に加わる）

（４人も女流が集まれば撮りたくなるのがファンたるもの。突発撮影会が始まった）