2013年11月 3日 (日)

11時過ぎの局面

13

▲2六歩△3四歩▲2五歩で始まった本局。里見女流三冠が得意とするゴキゲン中飛車を封じるための作戦かと思われましたが、13手目でゴキゲン中飛車対超速3七銀戦法の定跡形に進みました。序盤の駆け引きで、後手の作戦が銀対抗と呼ばれる形に限定されているのがポイントです。

34_2

図は11時過ぎの局面。30手あたりまではハイペースで進んでいましたが、徐々に進行が落ち着いてきました。Twitter解説の八代弥四段は「▲5五銀以下一例として△3五歩▲4四銀△同歩▲3五歩△同飛▲7八金(参考図)が考えられますが、こうなれば後手の主張は通っているので面白くないと思います。▲5五銀△3五歩の展開に自信がないともう一度▲2六角しかありません。そこで△2二飛として千日手を狙う考え方はありそうです。(互角)」と解説します。

Sanko1