▲8六歩に渡辺女流初段が23分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲本田45分、△渡辺1時間9分。対局は13時に再開されます。
遠山五段、香川女流初段来訪
(「本田さんが力を出せる展開になっていますね」と香川女流初段。遠山五段も「後手の方針が難しい」とコメントしている)
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
角交換型の将棋に
図は10時30分過ぎの局面。▲9八香から穴熊を目指すかと思いきや、本田女流三段は▲6五歩と角交換を挑みました。
角交換振り飛車をけん制する駒組みをしていただけに、意外な一手にも見えます。
本田女流三段が角交換を挑んだのは、1▲6五歩と位を取れるのは魅力的、2力戦形になったので相手の研究にはまることはないと判断したのかもしれません。
実戦は、▲6五歩の局面から△9五歩▲7八銀△7七角成▲同桂と進みました。
先手は6筋の、後手は端の位を取ったことが主張です。それをいかしてどう駒組みを進めるか、互いに構想が問われている局面といえます。
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
角交換振り飛車をけん制
本田女流三段が、渡辺女流初段の得意戦法である角交換振り飛車をけん制する駒組みをしています。早々に飛車先を突き越した狙いは、3三角と上がらせて角交換(△8八角成)しにくくすること。2二角型に比べると後手はさらに一手を損するので、角交換するリスクが高まっています。
渡辺女流初段は角交換を保留したまま駒組みを進めましたが、本田女流三段は▲6六歩。角道を止め、角交換を拒否しました。徹底的に渡辺女流初段の得意戦法を封じようとしています。
(3手目▲2五歩の局面。本田女流三段の趣向に渡辺女流初段はどう答えるか)
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
対局開始
※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。
本戦準決勝、本田小百合女流三段-渡辺弥生女流初段戦
ありがとうございました
感想戦
終局直後
里見女流四冠が勝利
▲里見-△伊藤戦は里見女流四冠が勝ち、2期連続で本戦決勝に進出しました。
終局時刻は18時8分。消費時間は▲里見2時間57分、△伊藤2時間58分(持ち時間、各3時間)。