後手、優勢で最終盤に ▲6二角成(139手目)と勝負に出た先手だったが、攻め手は続かない。手段に困る先手に対して、後手は△7六金打と勝負を決めにいった。(1)▲6八玉は△6七金▲同玉△6六金以下の詰みがある。(2)▲7八玉や(3)▲8八玉は△8七銀で王手飛車取りがかかる。ただし銀を使うと、▲3一角の王手に合駒がないのが少し怖い。 ▲3一角が怖いとは言われているが、中継室を訪れている棋士によると「後手優勢。正確に受ければ、後手勝ち」と検討されている。 (将棋会館からの風景。日も、局面も、最終盤を迎えている)