2013年7月29日 (月)

相居飛車、力戦型

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▲鈴木-△伊藤戦は▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩の出だしから相居飛車になりました。
図は10時45分ごろの局面。 鈴木女流二段は自陣へ角を打ちました。
次に▲2四角と切る狙いで、△同銀▲同飛と進めば歩切れの後手は受け方が難しいです。
したがって、ここは後手も△4二角や△5一角と自陣へ角を打つ展開が予想されます。

Ricoh201109210235

こちらの図は第1期リコー杯女流王座戦準決勝▲加藤桃子奨励会1級(当時)-△伊藤沙恵奨励会1級戦の35手目。
▲6六歩と△8四歩の交換が入っている以外は本譜と同じ形です。
ここで伊藤1級は△5一角と打っていました。のちに△7四歩~△7三角の活用を見ています。
伊藤1級は当時の経験を生かすことができるでしょうか。