図は▲５三歩成に対して△６一飛と引いたところ。
代えて△５三同銀▲５五角△３三桂（参考図）の進行が検討されていました。

本譜は△６一飛から▲５四と△４六歩▲４四と△同金と角銀の取り合いになりました。
これは後手がうまくやったのではないか、と控室を訪れた棋士。
ここで▲４六銀などと手を渡されて、どう指すかと言われています。

図は△６二飛と寄ったところ。
代えて△４五金▲５四歩（△同銀は▲６四角が王手飛車）△４六金▲５三歩成と進めば、
「一気に終盤戦ですね」と控室を訪れた棋士が言っていました。

（新製品！上扇子 鈴木環那「夢は希望」）

※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。

（少々の雨などものともせずに、元気よく鳴いている）

※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。

（13時になり、対局再開が告げられた）

（鈴木女流二段はすぐには指さない。盤面を見つめ、時折うんうんと頷く）

（伊藤１級はじっと盤面を見つめる）

※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。

（記者が対局室に入ると、鈴木女流二段がちょうど部屋を出るところだった）

（入れ替わりで伊藤１級が対局室へ）

（伊藤１級は△５八角をわずか１分の考慮で着手。研究をうかがわせる）

※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。

12時10分、図の局面で鈴木女流二段が15分使って昼食休憩に入りました。
消費時間は▲鈴木１時間４分、△伊藤47分（持ち時間、各３時間）。
対局再開は13時です。

竹俣女流２級が中継室を来訪しました。

（「今は夏休みなんです」と笑顔）

（対局室のモニターを見ると、真剣な顔つきに）

※本記事の写真撮影は、PENTAX K-30 を使用しました。

▲鈴木－△伊藤戦は▲７六歩△３四歩▲２六歩△４四歩の出だしから相居飛車になりました。
図は10時45分ごろの局面。 鈴木女流二段は自陣へ角を打ちました。
次に▲２四角と切る狙いで、△同銀▲同飛と進めば歩切れの後手は受け方が難しいです。
したがって、ここは後手も△４二角や△５一角と自陣へ角を打つ展開が予想されます。

こちらの図は第１期リコー杯女流王座戦準決勝▲加藤桃子奨励会１級（当時）－△伊藤沙恵奨励会１級戦の35手目。
▲６六歩と△８四歩の交換が入っている以外は本譜と同じ形です。
ここで伊藤１級は△５一角と打っていました。のちに△７四歩～△７三角の活用を見ています。
伊藤１級は当時の経験を生かすことができるでしょうか。

（定刻の10時になり、両者礼をして対局開始）

（鈴木女流二段の初手は▲７六歩）

（伊藤１級はすぐに△３四歩と応じた）