―― 北村女流3級と戦ってみての印象は?
真田「棋譜を見ての北村さんは、緩急を付けてくる印象でした。本譜もそのような将棋で、中盤は間違えられない緊張感ある局面が続いていました。形勢が有利になったかと感じたのは、△8七歩成▲同歩△8二飛(84手目)と回った局面です。先手は、8筋が受けにくいのではないかと見ていました」
―― どの局面で勝ちを意識されましたか?
真田「北村さんに凄い受けをされ、終盤戦は場合によっては逆転もありえたかと思います。難しい勝負だったのですが、△7六桂と打って相手に駒を渡さずに寄せにいけるようになったところで勝ちを意識しました」
真田「こういった時にいつも思うのですが、難しい質問ですよね(笑)。とにかく、目の前の1局1局に全力を尽くしていきたいと思います」
―― インターネット中継をご覧頂いている将棋ファンの方に、一言お願いいたします
真田「自分が勝つことで、同世代の方が少しでも元気になればと思っています。同世代の方は、是非応援よろしくお願いします」
(書き起こし・梅、撮影・吟)