―― 昼食休憩までの局面(42手目△2四歩)を振り返ってください。
島井「飛車先の歩を伸ばせて、やったことはない形でしたが得をして、楽な感じで指せていました。昼休後の角を打ち合ったあたり(50手目△6九角、51手目▲6一角)は、飛車先の歩を伸ばせている分、いいかなと思っていました」
―― 中盤は攻めあぐねているのかなと思う局面もありましたが、どう見ていましたか。
島井「持ち駒が少なかったので難しかったです。▲5一飛(71手目)で銀を使わせて、斜め駒(角・銀)が入ればと思っていましたが決めすぎだったかな。ちょっと焦っていたのかもしれません。思っていたよりも駒不足でした」
―― 勝ちになったと思ったのはどのあたりですか。
島井「▲6二角成(107手目)から詰めろがかかるようになって、勝ちになったと思いました。それまではよくわからなかったです」
―― 関西将棋会館での対局は初めてですよね。
島井「実は15年くらい前に一度指しているのですけど(1997年、鹿島杯予選、鹿野圭生女流初段=現女流二段=戦)、ほとんど覚えていません。今日とは別の部屋で対局だったような気がしますけれども。わからないことが多かったですが皆さん親切で、対局しやすかったです」
―― 最後に、本戦に懸ける意気込みをお聞かせください。
島井「去年はツキもあって2回戦にいけたのですが敗れたので、それ以上を目指します。どの棋戦でもベスト4に進んだことがないので、ベスト4まで行きたいです」
―― ありがとうございました。