清水女流六段、押し切る 図の△6七銀を見て中村女流1級が投了を告げた。以下は▲6七同玉△7七角成▲5八玉△6七銀▲4八玉△3八金までの詰み。終局時刻は17時43分。消費時間は▲中村2時間58分、△清水2時間44分。序盤からリードを保ち押し切った清水女流六段が勝利。2回戦へ駒を進めた。
じわりと差を広げる 後手優勢の局面が続いています。形勢判断の代表的な指標である「駒の損得」「駒の働き」はいずれも後手よし。しかし清水女流六段に勝負を急ぐような様子はありません。図では△2七歩や△2六桂のような攻めも見えますが、じっと△7一角と引きました。先手に手がないとみているようです。
左辺の攻防 先手は昼食休憩明けから敵玉頭を攻め続けましたが、真正面からの攻略は成功しませんでした。右辺の攻防はひとまず後手がしのいだ格好です。現在は左辺の戦いに移っています。こちらも後手が押さえるようなら、清水女流六段が勝利に大きく近づくことになります。
詰将棋倶楽部(2) これから本戦トーナメントに登場する女流棋士も参加していました。 (中村真梨花女流二段は7月11日(水)に石橋幸緒女流四段(LPSA所属)と対戦) (上田初美女王は岩根忍女流二段と戦う)
詰将棋倶楽部(1) 将棋会館2階で関係者向けに『詰将棋倶楽部』という講座が開かれていました。内容は詰将棋の「創作」について。幹事は伊藤果七段です。 (多くの棋士と女流棋士が参加していた) (伊藤七段は詰将棋作家としても有名)