2012年6月 5日 (火)

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―― 中澤アマと対戦するにあたっての対策は?

貞升女流1級 中澤さんは右玉のイメージがあったので、それは避けたいと。

―― 本局は終始、手堅い指し回しでしたが、意識したものでしょうか?

貞升女流1級 一歩損で形勢を損ねてしまったので、受けに回ろうと思っていました。

―― 優勢を意識した局面は?

貞升女流1級 ▲2四桂(95手目)で優勢かなと。▲8七歩(113手目)と打って、後手に手が
なさそうなので勝ちかなと。

―― 本戦への抱負をお願いします。

貞升女流1級 本局もそうですが、一次予選の長沢さんとの将棋も序盤で悪くして
しまいました。序盤の勉強を頑張って臨みたいです。

(吟)

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△8二飛と中澤アマが飛車を回った局面。「△8五歩~△8二飛はよい辛抱ですね。中澤さんはさすがですね。5七に垂れた歩もイヤミです。ただ後手の攻めは切れているように見えます。先手が優勢でしょうね」と堀口七段。

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優勢と言われている貞升女流1級。後手の攻めを切らしにいくのか、攻めに転じるのか。

(吟)


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5筋で金を入手し△3六歩と垂らす中澤アマ。当然ながら、次の狙いは△3七歩成。△3六歩に▲4五銀と桂を取るのは△5五角▲4六銀△同角▲同歩で、後手の飛車筋が通ってくる。すなわち△5八金の攻めが厳しい。後手としては6三に銀を打たれるような展開だけは避けなければならない。

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(吟)